2015年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 地域コミュニケーション論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 高村・天野 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E43N |
クラス |
概要
学修到達目標 | まちづくりは,地域にかかわるさまざまな人びとの協働で取り組むものである。つまり,関係する多様な主体間(行政,民間企業,まちづくりNPO,市民等)で合意形成を図りながら取り組んでいくことが重要である。そこで本講義では,コミュニケーションの方法,合意形成手法,地域ガバナンスのあり方,まちづくり学習の方法などについて,事例を通じて学習する.本科目は,まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~Iのうち,F「生涯自己学習能力」、I「ファシリテイト能力・コミュニケーション能力」の達成に主力的に関与する重要な科目である.また、D「専門応用学力」の達成に補足的に関与する科目でもある. |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイント等を中心として,適宜,資料を配布して講義する. |
履修条件 | まちづくり分野における,住民参加と合意形成の重要性 |
授業計画
第1回 | 地域におけるコミュニケーションやコミュニティデザインの重要性 |
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第2回 | 地域コミュニケーションの方法(従来のやり方と問題) |
第3回 | 地域コミュニケーションの方法(新たな試みと今後の方向) |
第4回 | 地域コミュニケーションが求められる現場(まちづくりにかかわる多様な主体の利害・立場の調整) |
第5回 | 地域コミュニケーションが求められる現場(地域ガバナンス) |
第6回 | 地域コミュニケーションが求められる現場(まちづくりにおける市民参加) |
第7回 | 合意形成の手順と方法(合意形成プロセスの設計の必要性) |
第8回 | 合意形成の手法(KJ法,第三者委員会の活用、アンケート、パブリックインボルブメントなど) |
第9回 | 合意形成の手法(参加・協働のまちづくりのための制度や仕組み) |
第10回 | まちづくりプランナーの役割(地域の合意形成のコーディネート役) |
第11回 | まちづくり学習・グループワーク等(地域の合意形成のコーディネート方法) |
第12回 | 地域におけるコミュニティデザインの重要性(復興地域づくり、地方創生/地方再生を例として) |
第13回 | まちづくりにおけるコミュニティデザインの実践(条件不利地の持続的まちづくり) |
第14回 | まちづくりにおけるコミュニティデザインの実践(大都市郊外の大規模住宅団地の再生) |
第15回 | まとめ |
その他
教科書 |
特に教科書は用いず、資料を配布する。
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参考書 |
授業のなかで紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。出席が7割未満の者は、特別な理由が認められない限り、単位認定にはならない。 |
質問への対応 | 授業終了後に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 11:00 ~ 12:00
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学生への メッセージ |
現下のまちづくりにおいて、合意形成は、その成否を左右するといってよい。 |