2015年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | まちづくり事業・制度論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 高村 義晴 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E53N |
クラス |
概要
学修到達目標 | まちづくりは,多様な主体が関わり,当該地域にふさわしい多様な空間をつくり上げることがその目的のひとつである.つまり,目指すべき将来像に向けての方法は地域ごとに異なるため,そこで活用すべき事業等が異なるのは当然であり,法にもとづく規定のみならず,さまざまな制度や事業を駆使してまちづくりに取り組むことが求められる.本講義では,「まちづくり交付金」をはじめとした,まちづくりに活用可能なさまざまな事業・制度について,具体的事例を通じて学習する.本科目は,まちづくり工学科の学習・教育到達目標A~IのうちD「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目である.また,G「デザイン・総合力」、H「歴史・文化・環境を活かす実践能力」の達成にも補足的に関与する科目である. |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを中心として,資料を配布し,これらをもとに講義する.また事例をもとに,実際のまちづくりについて議論することで理解を深める. |
履修条件 | 特になし. |
授業計画
第1回 | まちづくりのための事業・制度の効力、意味等と併せ、講義の全体像・進め方や学習のポイントを説明する.また,具体的事例を通しての学習の仕方や,講義の受け方についても説明する. |
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第2回 | まちづくり事業・制度論(1):各種まちづくり事業・制度が登場してきた背景と,発展の沿革,傾向・方向性等について説明する. |
第3回 | まちづくり事業・制度論(2):現在のまちづくり事業・制度の全体体系と,目的・特徴・分類等について概観し,説明する. |
第4回 | まちづくり事業・制度論(3):まちづくり事業・制度の選定の仕方、適用方法、留意点等の使い方について説明する. |
第5回 | 主要なまちづくり事業・制度(1):まちづくり交付金を始めとする都市・地域分野のまちづくり事業・制度について,背景,目的・支援内容・特徴などを説明する. |
第6回 | 主要なまちづくり事業・制度(2):地域活性化・地域再生分野のまちづくり事業・制度について,背景,目的・支援内容・特徴などを説明する. |
第7回 | 主要なまちづくり事業・制度(3): 復興交付金を始めとする復興分野のまちづくり事業・制度について,背景,目的・支援内容・特徴などを説明する. |
第8回 | まちづくり事業・制度の適用事例(1):都市などでの具体的事例を取り上げ,計画・事業概要を説明(紹介)する.これにより,まちづくりに及ぼす効果・魅力づけ・意味を学び、理解を深める. |
第9回 | まちづくり事業・制度の適用事例(2):農山漁村,中山間地域などでの具体的事例を取り上げ,計画・事業概要を説明(紹介)する.これにより,まちづくりに及ぼす効果・魅力づけ・意味を学び,理解を深める. |
第10回 | まちづくり事業・制度の適用事例(3):被災地の復興の具体的事例を取り上げ,計画・事業概要を説明(紹介)する.これにより,まちづくりに及ぼす効果づけ・魅力・意味を学び、理解を深める. |
第11回 | まちづくり事業・制度の実践(1):簡単な事例をもとに,まちづくり事業・制度を使ってのまちづくりの仕方を学ぶ.近くの2つ程度の市町村を取り上げる. |
第12回 | まちづくり事業・制度の実践(2):簡単な事例をもとに,まちづくり事業・制度を使ってのまちづくりの仕方を学ぶ.近くの2つ程度の市町村を取り上げる. |
第13回 | まちづくり事業・制度の実践(3):簡単な事例をもとに、まちづくり事業・制度を使ってのまちづくりの仕方を学ぶ.典型的な2つ程度の市町村を取り上げる. |
第14回 | まちづくり事業・制度の展望と課題:まちづくり事業・制度の今後の方向,展望と課題などについて説明する. |
第15回 | まとめ |
その他
教科書 |
特に使用しないが、配布する資料を充実させ、テキスト代わりに利用する。
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参考書 |
国土交通省・内閣官房・その他関係省庁・市町村の公表資料(配布)
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。出席が7割未満の者は、特別の理由が認められない限り、単位認定とはならない。 |
質問への対応 | 授業終了後、対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 11:00 ~ 12:00 高村教授が対応する。
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学生への メッセージ |
次のまちづくり人材となるには、プランやデザインの他に、まちづくりを実現させるための仕組みが求められる。それを学んでいただきたい。 |