2015年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 基礎化学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小泉 公志郎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | F11C |
クラス | B |
概要
学修到達目標 | 金属・セラミックス材料やエンジニアリングプラスチックなどを取り扱う材料学を理解するには,各材料を構成する「物質」の詳細を知っておく必要がある。 当科目では材料学(材料化学)を学ぶ前段階として,物質を化学的に捉えるための基礎を学ぶことを目的とする。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
パソコンによるプレゼンテーションを利用して授業を進める。 毎回の授業終了後に当日の授業資料をダウンロードできるようにアップロード予定。 (ダウンロード用URLは授業中に指示する) |
履修条件 | 選択 高校で履修する程度の基礎的な化学の知識があると望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス 授業の進め方の度を説明する 化学の歴史 |
---|---|
第2回 | 物質の構成粒子(化学の基礎),単体,化合物,混合物,同素体 |
第3回 | 原子の構造,同位体,原子量,水素原子のスペクトル |
第4回 | 量子論と電子配置・・・ボーアの水素原子モデル,シュレディンガーの波動方程式,量子数,電子配置 |
第5回 | 元素の種類、周期表の理解・・・周期表,イオン化エネルギー,電子親和力,電気陰性度 |
第6回 | 化学結合(1)・・・化学結合の基礎(ルイス点電子式,オクテット則),イオン結,共有結合 |
第7回 | 化学結合(2)・・・共有結合(量子論による理解),分子の極性,配位結合 |
第8回 | 化学結合(3)・・・金属結合、分子間力(ファン・デル・ワールス力),水素結合 |
第9回 | 物質の三態・・・状態変化,状態図 |
第10回 | 気体・・・ボイル・シャルルの法則,状態方程式,混合気体,実在気体 |
第11回 | 液体・・・溶解,固体の溶解度,溶液の濃度の表示法,気体の溶解度,束一的性質 |
第12回 | 固体・・・固体の種類,結晶構造,ミラー指数 |
第13回 | 相律,状態図,相平衡(その1)・・・ギブスの相律,2元系,全率固溶系 |
第14回 | 相平衡(その2)・・・共晶系,3元系 |
第15回 | 理解度確認テストおよびその解説 |
その他
教科書 |
『基礎の化学』 大月 穣 東京化学同人 2014年 第1版
基礎的な内容がかなりしっかりと記載されていて理解しやすい
|
---|---|
参考書 |
『【新版】教養の現代化学』 多賀光彦・片岡正光・早野清治 共著 三共出版 2008年
|
成績評価の方法 及び基準 |
基本的には授業最終回に実施予定の「理解度確認テスト」の成績で判断する。 |
質問への対応 | 授業中および授業後または下記オフィスアワーにて質問をお受けしますが,それ以外の時間でも下記研究室に在室中であれば随時質問をお受けします。 また,電子メールによる問い合わせも歓迎いたします。 |
研究室又は 連絡先 |
8号館 824研究室 koizumi@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 13:20 左記以外にも在室時には随時対応
|
学生への メッセージ |
できる限り平易な表現につとめ,理解してもらえるように努力しますので,きちんと授業に出席し,積極的に学んでいただきたいと思います。 |