2015年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 材料力学演習A | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 冨岡・加藤・上田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 0.5 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F32N |
クラス | A,B |
概要
学修到達目標 | 材料力学は物体に力が作用する際に発生する変形や内力を調べる学問である。将来、機械や構造物を材料力学の知識を駆使して設計できるようになるためには、単に講義を聞くだけでなく、自ら問題を解いて材料力学の解法に習熟すると共に、その根底をなす基本原理について理解を深めることが必要である。材料力学演習Aでは材料力学Ⅰの講義内容にあわせて演習問題を課し、自力で問題を解くことにより、材料力学Ⅰの学習目標である下記の項目を習得していく。 1)機械構造材料の力学的性質(機械的性質) 2)強度計算における許容応力(安全率)の考え方 3)外力と内力の概念 4)力の釣り合いと静定問題 5)内力(応力)と変形(ひずみ)の関係 6)機械構造物に現実に作用する外力と簡略化し理想化した解析モデルの関係 |
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授業形態及び 授業方法 |
毎回、材料力学Ⅰの講義内容に応じた演習問題のプリントを配布する。疑問点、理解の不明な点については個人的に指導する。材料力学演習Aでは、与えられた問題をまずは自らの力で解く努力をし、理解出来ないところを明確にすると共に、その疑問点を一つずつ解決していく必要がある。したがって、授業時間内に先生方やTAに積極的に質問して疑問点の解決を図ることが大切である。 なお、演習当日の答案は、採点ならびに添削を行った後に返却し、不正解者(未完成者も含む)に対して、レポート提出を求める。 |
履修条件 | 材料力学Ⅰを必ず受講すること。 |
授業計画
第1回 | 材料力学演習の目的について,授業の計画と講義の進め方について,成績の評価方法について |
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第2回 | 【引張・圧縮を受ける棒の内力と変形(1)】 引張・圧縮を受ける棒の内力と伸びに関する講義 |
第3回 | 【引張・圧縮を受ける棒の内力と変形(2)】 一様断面棒,変断面棒などに関する演習課題 |
第4回 | 【引張・圧縮を受ける棒の内力と変形(3)】 自重による棒の伸び,遠心力による伸びなどに関する演習課題 |
第5回 | 【静定トラス構造】 静定トラスの内力と変形に関する演習課題 |
第6回 | 【丸棒のねじり】 変断面棒や段付き棒などのねじりに関する演習課題 |
第7回 | 【曲げモーメントとせん断力】 各種はりのせん断力図と曲げモーメント図に関する演習課題 |
第8回 | 【前期演習課題のまとめ】 引張・圧縮,ねじり,曲げに関する演習課題 |
第9回 | |
第10回 | |
第11回 | |
第12回 | |
第13回 | |
第14回 | |
第15回 |
その他
教科書 |
毎回演習問題のプリントを配布する。
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参考書 |
新沢順悦 佐藤良一 西村哲 吉澤愛彦 共著 『例題演習 材料力学』 産業図書 1999年 第13版
山田嘉昭 奥村秀人 共編著 『新材料力学 上 下』 培風館 1993年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
演習当日の解答の進行状況40%と,個々の演習課題の正解率(正しく問題が解けているか否か)の状況を60%とし,100点満点に換算して60点以上を目標が達成されたものとし,合格とする. |
質問への対応 | 質問は研究室にて随時受け付ける.研究室では大学院生による指導も受けることが出来る。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 4号館2階 428C室 冨岡研究室 駿河台校舎 3号館4階 348B室 加藤研究室 駿河台校舎 3号館4階 348A室 上田研究室 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 駿河台校舎 4号館2階 428C室 冨岡研究室
火曜 駿河台 18:10 ~ 19:00 駿河台校舎 3号館4階 348A室 上田研究室
水曜 駿河台 12:10 ~ 14:50 駿河台校舎 3号館4階 348B室 加藤研究室
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学生への メッセージ |
材料力学演習は4名程度のスタッフが担当し、個別指導を基本としています。理解できないところを先生に聞くことのできる貴重な機会ですので、遠慮なく質問してください。「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」 |