2015年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | システム工学 | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 堀内 伸一郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F42Q |
クラス |
概要
学修到達目標 | 考察の対象をシステムとしてとらえ,種々の問題解決にあたる,いわゆるシステムズアプローチの基礎について述べる.まず.システムの定義.システム的なものの見方・考え方,問題への取り組み方を説明する.続いてシステムの構造的モデル化の手法,工程管理手法,評価手法,最適化手法などの各種の手法について述べる. |
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授業形態及び 授業方法 |
毎回web上に掲載する講義プリントに基づいて,講義形式の授業を行う |
履修条件 | ダイナミックシステム,制御工学の受講経験があることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 授業の概要説明 講義のねらい,学習目標,受講上の注意事項,受講のための予備知識,講義の概要について説明する. |
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第2回 | システムの定義 システムのとは何か,システム科学の対象となるシステムとは何かについて説明する. |
第3回 | システムの分類と同形性・個別性 システムのいろいろな分類について説明する.また,異なったシステムが同じような構造・特性をもつこと(同形性)について説明し,同形性と個別性について考える. |
第4回 | システム思考とシステムズアプローチ システム工学の基本にあるシステム的なものの考え方(システム思考)とシステムズアプローチについて説明する. |
第5回 | システム工学で用いられる手法(1) システムズアプローチの7つの段階において用いられる主な手法について概説する.予測手法,構造的モデル化手法,故障解析手法など. |
第6回 | システム工学で用いられる手法(2) システムズアプローチの7つの段階において用いられる最適化手法,意思決定手法,工程管理手法などについて概説する. |
第7回 | システムのモデル化 システムのモデル化について説明する.特にグラフと行列によるシステムの表現について詳しく述べる. |
第8回 | ISMとシステムの構造モデル ISM(Interpretive Structural Modeling)という手法を用いてシステムの階層構造を明らかにする方法を学ぶ. |
第9回 | 工程管理技法 工程管理のために開発されたいくつかの手法とPERT(Program Evaluation and Review Technique)という手法を説明し,簡単な例題によってPERTの使い方を学ぶ. |
第10回 | PERTの発展 PERTを発展させたPERT/Cost,PERT/Reliability,PERT/Manpowerなどの概要を説明する. |
第11回 | システムの最適化(1) システムの最適化と最適化手法を概観する.簡単な例題を用いて線形計画法の図式解法を学ぶ. |
第12回 | システムの最適化(2) 非線形計画法の基礎と,いくつかの非線形最適化アルゴリズムについて概説する. |
第13回 | システムの評価(1) システムの評価手法として関連マトリクス法を学ぶ.重みの決め方として一対比較法,クリーの方法を説明する. |
第14回 | システムの評価(2) システムの評価手法として関連樹木法とAHP(階層分析法)を学ぶ. |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
使用しません
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参考書 |
必要に応じて授業中に指示します.
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験で達成度を評価し,60点以上を合格とします. |
質問への対応 | 研究室で随時質問を受け付けます.また,メールによる質問も受け付けます. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎3号館4階 346A室 メールアドレス:horiuchi@mech.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
システム的なものの見方・考え方,アプローチの仕方を学びます. |