2015年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 流体工学Ⅱ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 鈴木 康方 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F44V |
クラス |
概要
学修到達目標 | 本講義では,流体工学Iで得た知識を発展させて,エンジニアとして必要な流体力学の基礎について,流体機械を中心とした各種機器への応用について考える. |
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授業形態及び 授業方法 |
配布プリント,スライドおよび板書を中心とした講義及び簡単な演習を適宜行う。 |
履修条件 | 選択。流体工学Iを履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 理想流体の力学,連続の式,Eulerの運動方程式,粘性流体の運動方程式 |
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第2回 | 境界層方程式とその解,Blasiusの解 |
第3回 | 乱流境界層の構造1(概要,大きな渦構造と乱流の間欠性,粘性低層,壁面近くの速度分布,摩擦速度) |
第4回 | 乱流境界層の構造2(1/7乗則,Prandtlの壁法則,粘性抵抗の低減) |
第5回 | 流体機械入門,送風機とポンプの特性,流体機械の相似則,流量係数,圧力係数,比速度 |
第6回 | 音波との性質,音の伝搬,騒音の基礎,流体機械の騒音,比騒音レベル |
第7回 | 理論圧力上昇(オイラーヘッド),羽根車理論1 |
第8回 | 羽根車理論2 |
第9回 | 異常な流れ:旋回失速,サージング,キャビテーション |
第10回 | 管路系の構成,圧力損失,消音器 |
第11回 | 流体計測1(流速計測,Pitot管,Venturi管,熱線風速計,流量計測,オリフィス,ノズル) |
第12回 | 流体計測2(圧力の測定,流れと音の測定,実験環境) |
第13回 | 風車入門 |
第14回 | 水車入門 |
第15回 | 平常試験及び解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
ターボ機械協会編 『ターボ機械(入門編)』 日本工業出版社 2005年 第新改訂版
谷田好通 『流体の力学』 朝倉書店 1995年 第1版
「ターボ機械」は,ターボ流体機械の基本について詳しく述べている。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験90%,演習10% 合計60%以上を合格とする |
質問への対応 | 随時受け付けます。メールでの質問や面会予約も可能です。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:3号館318室, Tel/fax: 03-3259-0738 mail:授業中に指示します |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 3号館1階318室.
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学生への メッセージ |
流体力学の基礎とその応用である流体機械全般および流体計測法に関する知識を学びます。 |