2015年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 計測工学 | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 2年 |
担当者 | 藤田 肇 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F45N F45T |
クラス |
概要
学修到達目標 | 計測技術は全ての工学分野において基礎となるものである。本講義は,機械工学技術者にとって重要な計測技術を中心にして,機械的及び電気・電子的技術について説明する.①機械エンジニアとして必要な基本的な計測技術の知識を得ること②測定データの誤差と処理の基本事項について理解すること. |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書と配布プリントに従って講義を進める。簡単な小テスト,演習を適宜行う.レポート提出を課す場合も有る.小テスト,演習,レポート課題は予告なしに行う。シラバスの進度は目安であり,授業の進捗状況により前後することがある。 |
履修条件 | 初等関数の微分積分の計算ができること. |
授業計画
第1回 | 講義の目的,履修上の注意,計測工学の基礎(教科書第1章)。 |
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第2回 | 1次系システムの動特性。計測器の代表的応答例として振動や電気回路で学んだ特性を計測工学の立場から学ぶ。微分方程式の解法,微分演算子の使用法(プリント配布)。 |
第3回 | 2次系システムの動特性。内容は同上(プリント配布)。 |
第4回 | 単位系の復習(プリント配布)。長さ,変位を測る(教科書2.2,2.3節)。 |
第5回 | 動き,振動,力,トルク,動力を測る(教科書2.4,2.5節)。 |
第6回 | 強さ,硬さを測る(教科書2.6節)。流体の圧力を測る(教科書3.1節)。 |
第7回 | 流体の速度,流量を測る(教科書2.7節)。 |
第8回 | 温度を測る(教科書3.2節)。 |
第9回 | 音を測る。音響学の基礎,騒音制御の基礎,音源の性質,伝搬経路,吸音,遮音,受音点の性質(プリント配布)。 |
第10回 | 物質と機器分析(教科書第4章)。 |
第11回 | 信号処理(教科書第5章)。 |
第12回 | データ処理(フーリエ解析)プリント配布 |
第13回 | データ処理(教科書第6章)。 |
第14回 | これまでの学習の復習,整理,質疑応答。 |
第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
南茂夫,木村一郎,荒木勉 『はじめての計測工学 改定第2版』 講談社サイエンティフィク 2012年 第2版
本教科書は最新の情報を含むよう改定されている。
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参考書 |
土屋喜一 『大学課程計測工学』 オーム社 2000年 第3版
西山主計・山藤和男 『計測システム工学の基礎』 森北出版 2001年 第1版
上記参考書は若干古いが,基礎的な事項は十分参考となる。
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成績評価の方法 及び基準 |
小テスト及び演習30%,課題30%,平常試験40%程度の配分で総合60点以上を目標が達成されたものとし,合格とする. |
質問への対応 | 研究室在室時(授業のある木・金)はいつでも受け付けます.下記記載のメイルで在室時を確認してください。 メイルでの質問にも対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎318室,e-mail:fujita@mech.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
講義の際には受講者の反応を確かめながら進めていきますので、顔を上げて静粛に受講してください。 講義中質問があれば遠慮なく挙手してください。 |