精密加工学Ⅱ (F51O)

学修到達目標	切削加工や研削加工に用いられる工作機械や精密測定用機械には高い精度が要求される．本講義では精度とは何かについて考え，高い精度を実現するために必要とされるこれらの機械の設計原理を理解することを目標とする．
授業形態及び授業方法	板書を中心として，PowerPointを用いながら講義を行う．
履修条件	「機械工作法Ⅰ」と「機械工作法Ⅱ」，ならびに「精密加工学Ⅰ」を受講していることが望ましい．

第1回	ガイダンスおよび工作機械の背景
第2回	ものづくりの順序と加工方法精度について　　・精度の定義　　　　・精度の評価精密加工の変遷工作機械の定義
第3回	三次元の形状創成　　・機械部品と金型
第4回	・三次元の基本形状　・三次元の基本形状の創成と工作機械の運動各種工作機械による加工法
第5回	母性原理　　・高い形状精度を実現するには　　・母性原理と進化の原理
第6回	工作機械の基本構成要素　　・機械構造
第7回	・応力基準設計と剛性基準設計
第8回	・熱剛性設計　　　　・寸法と機械構造
第9回	テストの実施と解説
第10回	滑りと転がり案内　　・滑らかな運動　　　・運動の案内の配置
第11回	工作機械の駆動方法　　・主軸の駆動
第12回	・回転運動の駆動　　・直線運動の駆動
第13回	・サーボ機構と数値制御
第14回	テストの実施と解説
第15回	工作機械のまとめ

教科書	清水伸二『新版　初歩から学ぶ工作機械』大河出版 2012年第2版
参考書
成績評価の方法及び基準	2回のテストによって評価する
質問への対応	授業中の積極的な発言（質問を含む）を歓迎する．また，下記により連絡を頂ければ，質問や相談には対応する．
研究室又は連絡先	研　究　室　：4号館5階456B室メールアドレス：lee@mech.cst.nihon-u.ac.jp 電話番号：03-3259-0748
オフィスアワー	月曜駿河台 10:00 ～ 15:00 456B室
学生へのメッセージ	「ものづくり」の楽しさの一端を楽しんで頂きたい．

2015年 理工学部 シラバス - 機械工学科