2015年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | エンジニアリングアナリシスⅠ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 上田 政人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F54M |
クラス | 1 |
概要
学修到達目標 | 機械工学で取り扱う種々の力学問題を解析的に明らかにするために、いろいろな数学的な手法が用いられる。これらについてはこれまでに学んできたものも少なくないが、本講では実際の応用に絡めながら授業を進める。したがって、数学的な解析手法が機械工学上の力学問題にどのように応用されていくのかを学び、将来の問題に応用する能力を身につけることを期待している。この講義では以下の項目の理解を学習達成目標とする。 ①数学の物理的・工学的解釈 ②一般的現象の解析モデル化の試み ③これまで学んできた数学の工学への応用 ④数値解析の考え方 |
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授業形態及び 授業方法 |
通常の講義形態をとるが、出来る限り対話形式で授業を進めたい。 |
履修条件 | ①初等関数の微分積分が解けること ②線形代数を習得し、行列計算ができること ③3次元ベクトルの演算ができること ④線形微分方程式を理解し,解けること |
授業計画
第1回 | 現象の解析モデル化と微分方程式 |
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第2回 | ベクトルと行列(線形代数):空間の考え方、関数のベクトル表示 |
第3回 | ベクトルと行列(線形代数):固有値、固有ベクトル |
第4回 | ベクトルと行列(線形代数):ベクトルの微分 |
第5回 | 平常試験(1)及びその解説 |
第6回 | 座標変換:種々の座標表示、座標変換 |
第7回 | 座標変換:回転座標、埋め込み座標 |
第8回 | 微分方程式:モデル化と簡単な微分方程式の解法 |
第9回 | 重積分:重積分の考え方を学ぶ |
第10回 | 重積分の応用:発散定理、仮想仕事の原理、重み付き残差法 |
第11回 | 平常試験(2)及びその解説 |
第12回 | 最適化問題:ラグランジェ乗数法、最急降下法 |
第13回 | 数値解析法:ニュートンラプソン法、ルンゲクッタ法 |
第14回 | テーラー展開とその応用 |
第15回 | 平常試験(3)及びその解説 |
その他
教科書 |
C.L.ディム/I.H.シャームス 『材料力学と変分法』 ブレイン図書出版 1977年
特に指定しない
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参考書 |
必要なプリントを適宜配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
3回の平常試験にて評価する。 |
質問への対応 | 授業後に対応する.また,研究室で随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎348A室 上田研究室 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 10:30 ~ 12:10 3号館4階 348A室
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学生への メッセージ |