2015年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | 電気回路Ⅱ | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 星村 義一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G33C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 電気回路Ⅱは、交流回路の事項を中心に概説する。また、相互インダクタンスと変成器、回路方程式、回路の諸定理、多相交流などについて学ぶ。さらに、多くの回路計算を解くための基礎力を養うことがねらいである。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義内容は、基礎的な原理および理論の説明や計算問題が解けるよう指導する。授業方法としては、黒板を利用して講義を行う。さらに、各時間の最後に演習を導入して理解力の促進を図る。 |
履修条件 | 選択必修 |
授業計画
第1回 | 相互インダクタンス 1)相互誘導について解説 |
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第2回 | 相互インダクタンスと変成器 1)変成器のエネルギーと結合係数について解説 |
第3回 | 変成器 1)交流回路での変成器 2)T形等価回路 3)理想変成器について解説 |
第4回 | 回路方程式 1)カットセット系 2)閉路系 3)閉路電流について解説 |
第5回 | 閉路方程式 1)閉路方程式の対称性 2)電力保存則について解説 |
第6回 | 回路の諸定理Ⅰ 1)重ねの理 2)可逆定理 3)補償定理について解説 |
第7回 | 回路の諸定理Ⅱ 1)テブナンの定理とノートンの定理 2)定抵抗回路 3)逆回路 4)最大電力伝達定理につ いて解説 |
第8回 | 回路の諸定理Ⅲ 1)三角結線と星形結線の等価変換 2)円線図について解説 |
第9回 | 多相交流 1)三相の基礎 2)回路の結線法 3)星形結線と電圧、電流の関係について解説 |
第10回 | 平衡三相回路 1)電源、負荷ともに星形結線の回路(Y-Y回路)について解説 |
第11回 | 平衡三相回路における電力 1)平衡三相回路の電力 2)平衡三相回路の電力測定について解説 |
第12回 | V結線 1)V結線と電圧 2)V結線電源の電流 3)二相交流について解説 |
第13回 | 不平衡三相回路 1)不平衡負荷 2)キルヒホッフ則による解法 3)不平衡三相回路の電力について解説 |
第14回 | 回転磁界 1)三相交流による回転磁界 2)対称座標法について解説 |
第15回 | 試験とその解説 |
その他
教科書 |
小郷 寛原著、小亀英己、石亀篤司 『基礎からの交流理論』 ㈱オーム社 2002年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験と受講態度による。 |
質問への対応 | 講師の時間の許す範囲で随時。 |
研究室又は 連絡先 |
星村 2号館 1階 211号室 E-mail:hoshimur@eme.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 15:00 ~ 17:00
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学生への メッセージ |
必ず電卓を携行すること。電気演習Ⅱも同時に受講し、回路計算に興味を持ち、電気に強い機械技術者になって欲しい。 |