エネルギー変換工学 (G33E)

学修到達目標	多くの機械で使用されている電気エネルギーは、主に熱エネルギーから変換して得ている。また、熱エネルギーは、電気エネルギーに変換するまでの各機器において、固体や流体を介して伝達されている。そこで、エネルギー変換工学ではエネルギー変換に必要な各種熱移動現象の基礎知識を習得するため、伝熱工学の基礎を解説する。
授業形態及び授業方法	講義形式で授業を進める。
履修条件	熱力学、工業熱力学を修得していることが望ましい。

第1回	エネルギーの形態　各種エネルギーの形態とエネルギー変換の関係を説明する。
第2回	熱エネルギーと電気エネルギー　火力発電におけるエネルギー変換システムを説明する。
第3回	伝熱の3形態　　熱伝導、対流熱伝達、ふく射熱伝達を説明する。
第4回	熱伝導1 　熱伝導の基本、熱伝導率、フーリエの式を説明する。
第5回	熱伝導2 　非定常熱伝導、温度伝導率を説明する。
第6回	熱伝導3 　熱伝導問題における計算例を説明する。
第7回	対流熱伝達1　　流体の流れと熱伝達、速度境界層、温度境界層を説明する。
第8回	対流熱伝達2 　層流熱伝達、乱流熱伝達、自然対流熱伝達を説明する。
第9回	対流熱伝達3　　対流熱伝達問題における計算例を説明する。
第10回	ふく射熱伝達1 　黒体ふく射、ボルツマン定数、ふく射率を説明する。
第11回	ふく射熱伝達2 　ふく射熱伝達における計算例を説明する。
第12回	熱交換器1 　熱交換器の種類、熱交換機器の特性を説明する。
第13回	熱交換器2 　移動熱量、対数平均温度差、温度効率を説明する。
第14回	熱交換器3 　熱交換器問題における計算例を説明する。
第15回	平常試験とその解説

教科書	平田哲夫、田中誠他2名『例題でわかる伝熱工学』森北出版（株） 2014年第2版
参考書
成績評価の方法及び基準	平常試験により評価する。
質問への対応	随時
研究室又は連絡先	田中研究室　7号館2階720号室
オフィスアワー	水曜船橋 15:00 ～ 16:30 7号館2階720号室
学生へのメッセージ	特になし

2015年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科