2015年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 熱力学と流体力学の基礎 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 村松・中根 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H11B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 2年次で学習する熱力学と流体力学の導入科目です.しっかり理解して熱力学Ⅰ,流体力学Ⅰを学ぶための基礎力を身につけましょう. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を主体とした講義形式で行う.この講義を補うために「熱力学と流体力学の基礎演習」が設置されていますので,同時に履修して下さい. |
履修条件 | 多変数の微分積分学,ベクトルなどの数学は必須となります. |
授業計画
第1回 | 熱力学と流体力学がどのような学問なのか,またその扱う応用分野について概説する.また,授業の進め方について説明する. |
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第2回 | 流体力学の分野(1) 流体の密度,比重量および比重,流体の性質(粘性,圧縮性) |
第3回 | 流体力学の分野(2) 流体の性質(粘性,圧縮性)と流体の分類,表面張力 |
第4回 | 流体力学の分野(3) 流れを表わす物理量(流量,速度),流れの分類 |
第5回 | 流体力学の分野(4) 様々な流れ,流体の変形と回転 |
第6回 | 流体力学の分野(5) 体の変形と回転(続き),圧力 |
第7回 | 流体力学の分野(6) 重力場での圧力,圧力のつり合い,マノメータ |
第8回 | 流体力学の分野(7) マノメータ(続き) |
第9回 | 熱力学の分野(1) 熱力学の概念説明(1) 工業熱力学とは,熱平衡と温度,状態量,状態変化,状態式 |
第10回 | 熱力学の分野(2) 熱力学の概念説明(2) 国際単位系と他の単位系, |
第11回 | 熱力学の分野(3) 熱力学の概念説明(3) 理想気体 |
第12回 | 熱力学の分野(4) 熱力学第1法則(1) 仕事と熱,熱力学第1法則、閉じた系のエネルギー式 |
第13回 | 熱力学の分野(5) 熱力学第1法則(2) 閉じた系のエネルギー式(続き),流動系のエネルギー式 |
第14回 | 熱力学の分野(6) 熱力学第1法則(3)、理想気体の状態変化(1) 比熱,理想気体の性質 |
第15回 | 熱力学の分野(7) 理想気体の状態変化(2) 理想気体の性質,理想気体の可逆変化,理想気体の不可逆変化,理想気体の混合気体 |
その他
教科書 |
日本機械学会 『流体力学』 JSMEテキストシリーズ 日本機械学会
河野、岡島、角田、氏家 『工業熱力学 基礎編』 東京大学出版会
JSMEテキストシリーズは,日本機械学会が機械系の大学生が学ぶべき標準を示すために作られたテキストであリ,「流体力学」は2年次の流体力学Ⅰでも使用する.「工業熱力学」は2年次での熱力学ⅠやⅡでも使用するテキストである.
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参考書 |
斎間,江良,増田,庄司 『基礎熱力学』 産業図書
流体力学に関しては、授業中に説明する.
「基礎熱力学」は昨年度までの本授業熱力学分野の教科書。本授業の範囲までなら、参考図書のほうがわかりやすいかもしれないので、一読を勧める。
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験80%,課題及び演習を20%の割合で評価する. |
質問への対応 | 授業中または研究室で対応する. |
研究室又は 連絡先 |
332室(村松)および322室(中根) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 16:40 ~ 18:00 中根
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学生への メッセージ |
2年次以降の専門科目に結び付く基礎科目なので,しっかり学習して良く理解して下さい. |