2015年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 航空宇宙工学実験ⅡA | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 安部(明)・菊池 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H13C |
クラス |
概要
学修到達目標 | 実験Ⅰがアラカルト的に学ぶのに対し,実験IIでは特定の分野について深く追求していく.この過程において,事実の正確な把握,現象の正しい認識およびレポートの正しい書き方を習得する. |
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授業形態及び 授業方法 |
実験とレポート審査を実施し,実験時には予備テスト,審査時には確認テストを行う. |
履修条件 | 実験Ⅰおよび力学系科目の内容を習得していること |
授業計画
第1回 | 実験内容全体の解説 |
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第2回 | テーマ1 高速気流の実験(担当:菊池) 圧縮性流れの基礎を修得するため,超音速風洞を用いた実験を行う.風洞本体・可視化装置の原理・構造を踏まえ,データを計測・整理して,亜音速流れと超音速流れの相違点や衝撃波などについて理解する. |
第3回 | テーマ2 熱線風速計に関する実験(担当:本橋) 加熱した金属細線(熱線)の強制対流熱伝達に関する実験と熱線風速計による乱流噴流の速度の測定を行う.これらの実験を通じてこれらの実験を通して,以下のような熱流体力学の基本的な事項を学ぶ. 1)強制対流熱伝達の基礎を学ぶ 2)2次元加熱細線の強制対流熱伝達に関する実験式を求める. 3)熱線風速計の基本的な原理を理解する. 4)熱線風速計,ピトー静圧管による速度の測定法を知る. 5)層流と乱流の違い,乱流の特徴(乱れ,レイノルズ応力など)を理解する. 6)乱流自由噴流(turbulent free jet)の基礎的な特性について学ぶ. |
第4回 | テーマ3 弾性体の振動実験(担当:山崎) 片持ち梁の強制振動実験を通じて共振実験法を体験するとともに,固有振動数・固有振動モード・共振振動数の基礎理論・計算法・物理的意味を理解する.そして,設計・開発における振動解析・振動試験の役割について認識・理解を深める. |
第5回 | テーマ4 誘導制御系のシミュレーション実験(担当:安部) 航空機運動の過渡特性を,制御工学の観点(根位置など)から理解する.航空機の縦運動方程式を理解することから始めて,次いでアナログ/デジタル計算機によるシミュレーションを実行し,根軌跡法による制御系の設計手法を理解する.その際,制御用ソフトMatLabの使用方法も習得する.さらに,応用として飛行経路誘導制御システムをシミュレーションしその設計法を学ぶ. |
第6回 | |
第7回 | |
第8回 | |
第9回 | |
第10回 | |
第11回 | |
第12回 | |
第13回 | |
第14回 | |
第15回 |
その他
教科書 |
『航空工学実験Ⅱ』 (配布資料)
航空工学実験Ⅱ 平成27年度版をガイダンスのときに配布
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参考書 |
参考書は、各実験テーマ毎に実験指導テキストに記載されている。また実験中にも紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
各テーマの実験と審査の平均点で評価します. |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
安部(5390) ,菊池(5402),山崎(5430),本橋.カッコ内は内線番号 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 16:00 ~ 18:00
木曜 船橋 14:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
総合成績が不良の場合は,規定のテーマ数を完了していても不合格となります. |