2015年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 計測工学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 松原 一雄 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H24F |
クラス |
概要
学修到達目標 | 計測に関する基礎的な知識は,全ての工学分野において非常に重要である.この講義では, 航空工学及び機械工学における基本的な量を計測対象とし,その計測手段としての各種計測器の原理・構造等を題材とすることにより,計測の基本的手法を理解する. |
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授業形態及び 授業方法 |
毎回プリントを配布し,PCとプロジェクタを利用した講義形式で行う. 画面の撮影は認めないので,必ずノートを取らなければならない. |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | 授業内容および受講上の注意に関する説明 計測工学に関する知識を確認する為に簡単なテストを実施する. |
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第2回 | 単位系と単位 単位系の分類(絶対単位系・重力単位系・CGS単位系・MKS単位系) SI(SIの構成・基本単位・補助単位・組立単位・接頭語・その他の規則) 測定の種類 直接測定と間接測定・絶対測定と比較測定 |
第3回 | 測定の方式 偏位法・零位法・補償法・置換法・合致法 誤差 誤差の定義と種類・誤差関数・平均・分散・標準偏差 測定の精度 正確さ・精密さ・最小二乗法の原理 |
第4回 | 測定の精度 誤差の伝播・間接測定の誤差 回帰分析 単純回帰・指数曲線回帰・多項式回帰 回帰分析のレポートを課す. |
第5回 | 電気的変換器 インピーダンス変化法(抵抗式変換器・静電容量式変換器・インダクタンス型変換器・ 磁気ひずみ変換器) |
第6回 | 電気的変換器 起電力法(電磁誘導型・熱電対・圧電素子・ホール素子) 光電変換法(外部光電効果・内部光電効果・固体イメージセンサ) |
第7回 | 信号のデジタル化 標本化・量子化・符号化・標本化定理 AD変換器 |
第8回 | 長さ測定 長さの測定器(端度器・線度器・基準片を持つ測定器・比較測長器) 長さ測定における誤差 質量測定 天秤(器差を除去する測定法・浮力の補正)・その他の秤 長さ測定に関するレポートを課す. |
第9回 | 力と動力の測定 ロードセル・動力計・回転計 圧力測定 圧力の種類・圧力計(1次圧力計・2次圧力計・圧力センサ) |
第10回 | 速度計測 ピトー静圧管式速度計測・回転式流速計・熱線風速計・超音波流速計・干渉型流速計測 航空機に関する計測 国際標準大気・エアデータ・航空計器の分類と発達・気圧高度の計測 |
第11回 | 航空機に関する計測 速度の計測・昇降率の計測・エアデータ計測システム・磁気コンパス エアデータ用圧力センサに関するレポートを課す. |
第12回 | 航空機に関する計測 ジャイロスコープ 角速度の計測(レートジャイロ・旋回計) 姿勢の計測(バーティカルジャイロ・水平儀) |
第13回 | 航空機に関する計測 方位の計測(方位ジャイロ・定針儀) 光学式ジャイロ(リングレーザージャイロ・光ファイバージャイロ)・その他のジャイロ 電波利用の計測(ドップラーレーダ・電波高度計) |
第14回 | 授業の総括 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
特になし(適宜プリントを配布する)
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参考書 |
「計測工学」の書籍全般
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(40%)と平常試験(60%)による. |
質問への対応 | 講義の後に、3号館1階316号室にて対応する. |
研究室又は 連絡先 |
航空宇宙工学科事務室 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |