2015年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 航空宇宙機器システム | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 長岡 栄 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H33G |
クラス |
概要
学修到達目標 | 航空宇宙工学を学ぶ者にとって不可欠である航空機・宇宙機を構成する各種機器とシステム 及び航行援助システムについての知識を修得する. |
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授業形態及び 授業方法 |
機器の構造およびシステム構成などを理解し易くするために,PCとプロジェクタを利用して 図や画像を表示し講義を進める.なお,適宜、補助資料を配布する. |
履修条件 | 3年次の専門科目を履修済み(4年次)の学生を対象としたい.物理(力学,電磁気学),数学(微積分,行列,ベクトル解析)の基礎を学習しておくことが望ましい. |
授業計画
第1回 | 授業内容の説明 講師紹介.航空交通と宇宙機システムの概要.本講義の進め方の概要. |
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第2回 | 機体システム1 航空機の降着装置,ブレーキシステム,油圧システム |
第3回 | 機体システム2 操縦システム,電源や照明などのシステム |
第4回 | 機体システム3 空気調和システム,与圧システム,防氷・除氷のシステム |
第5回 | 計器システム1 航空計器とエア・データ,エア・データ・コンピュータ |
第6回 | 計器システム2 統合計器表示,ヘッド・アップ・ディスプレイ,飛行管理システム |
第7回 | 航空交通管制システム 航空機運航と航空交通管制(ATC)システムの概要,ATCから航空交通管理(ATM)への変遷 |
第8回 | 自立航法システム 慣性航法, 慣性航法装置 ,プラットホームシステム ,ストラップダウンシステム |
第9回 | 電波航法システム 電波と変調,VOR, DME,広域航法 【センサーやシステムなどに関するレポートを課す】 |
第10回 | 衛星航法システム 人工衛星,全地球航法衛星システム(GNSS), GPS, DGPS |
第11回 | 着陸・誘導支援システム 計器着陸装置(ILS),MLS,GLS,航空燈火 |
第12回 | レーダ レーダの基礎,レーダの種類(分類と用途) |
第13回 | 通信・監視システム 航空通信,航空管制用レーダ(ARSR,ASR,ASDE),自動従属監視(ADS) |
第14回 | 宇宙機器システム 宇宙機と姿勢センサ(地球センサ,スター・センサ,太陽センサ,ジャイロ) |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
特になし(適宜資料を配布する)
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参考書 |
横井錬三 編著 『航空機器システム』 産業図書 1983年 第1版
横井錬三 著 『航空計器 理論から実際まで』 地人書館 1979年 第1版
航空宇宙電子システム編集委員会 『航空宇宙電子システム』 日本航空技術協会 1995年 第1版
飛行機の百科事典編集委員会編 『航空機の百科事典』 丸善 2009年 第1版
その他、適宜、講義の中で参考書を紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート及び平常試験による。 |
質問への対応 | 下記メールアドレスに連絡してください |
研究室又は 連絡先 |
〒182-0012 調布市深大寺東町7-42-23 (独)電子航法研究所 航空交通管理領域 長岡 栄 Email: nagaoka@enri.go.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |