2015年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 工業数学Ⅲ | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 嶋田 有三 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H42E |
クラス |
概要
学修到達目標 | 線形代数(特に行列理論)は航空宇宙工学の各専門科目(振動工学,構造力学,制御工学,飛行力学,最適化問題など)を学ぶ上で必須である。行列理論は単なる計算機のための数学ではない。多変数を同時に取り扱う際に、理論的な見通しが利くようになることにある。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書しながら理論と計算方法を説明する。学習目標にも書いたように、行列理論の全体像が頭にしみ込むまで、また計算力も同時に身につくために、清書ノートをver.1, ver.2, ver.3と何度も修正しながら数冊作成して復習すること。中間試験は試験室と監督補助の関係で1、2週間前後する。 |
履修条件 | 選択必修 |
授業計画
第1回 | 連立方程式の行列表記と座標変換 |
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第2回 | 行列の種類と演算 |
第3回 | ベクトルの内積と外積1 |
第4回 | ベクトルの内積と外積2 |
第5回 | 連立方程式(階数,1次従属,1次独立) |
第6回 | 行列式1 |
第7回 | 行列式2 |
第8回 | 逆行列 |
第9回 | クラーメルの公式 |
第10回 | 中間試験 |
第11回 | 固有値・固有ベクトル問題1 |
第12回 | 固有値・固有ベクトル問題2 |
第13回 | 2次形式と行列の対角化1 |
第14回 | 2次形式と行列の対角化2 |
第15回 | 連立微分方程式を行列とベクトルで表現する |
その他
教科書 | |
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参考書 |
小西栄一,深見哲造 『線形代数 ベクトル解析』 工科の数学2 倍風館 1967年
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験(40%)、定期試験(60%) |
質問への対応 | 授業後その日の内に質問する. |
研究室又は 連絡先 |
3号館337B室,講師室 |
オフィスアワー |
木曜 船橋 15:00 ~ 18:10
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学生への メッセージ |
学習の目標にも書いたように、行列理論は計算のための学問ではなく、多変数を同時に取り扱う際の理論的な見通しが利くようになることに主眼があるから、清書ノートを何度も書いて理論の流れを理解することがその後の専門科目の学習に大いに役立つことになる。教科書あるいは参考書は最低3度読み返しなさい。 |