2015年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 反応性流体力学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 田辺 光昭 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H42G |
クラス |
概要
学修到達目標 | 燃料の燃焼を伴うエンジン内部の流れや大気圏再突入時の機体周囲の流れ,あるいは超新星爆発なども含めて,反応を伴う流体現象は数多く存在する.このような反応性流体の入門的知識を習得することを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書により解説する.また講義内容を理解するために,課題を課し,各自で問題を解く. |
履修条件 | 選択 流体力学I・熱力学Iを履修していること. 熱力学II・伝熱工学を履修していることが望ましい |
授業計画
第1回 | 講義概要説明,反応性流体力学の概要 |
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第2回 | 分子の運動 運動の状態量/分子間力/エネルギー分布 |
第3回 | 化学反応の基礎 反応式/素反応/総括反応/反応速度 |
第4回 | 化学平衡 自由エネルギー/平衡定数 |
第5回 | 反応性流体の支配方程式 保存形式(質量・運動量・化学種・エネルギー)/生成項 |
第6回 | 熱化学定数 エンタルピー/標準生成熱/反応熱 |
第7回 | 輸送係数 粘性係数/拡散係数/熱伝導率 |
第8回 | 燃焼現象の分類と特徴 流れ場による分類/火炎の構造による分類 |
第9回 | 燃焼波の分類と特徴 デフラグレーション波/デトネーション波 |
第10回 | 燃焼温度の計算 断熱燃焼温度/断熱平衡温度 |
第11回 | 燃焼速度 現象論的導出/輸送特性の影響 |
第12回 | 燃焼解析の環境対応への応用 すす・窒素酸化物の排出 |
第13回 | 解析例(1) 火炎伝播 |
第14回 | 解析例(2) 衝撃波加熱と解離 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
平野敏右 『燃焼学―燃焼現象とその制御』 海文堂出版 1986年
日本機械学会 『燃焼の数値計算』 日本機械学会 2001年
植田 利久 『反応系の流体力学』 コロナ社 2002年
平野敏右・石塚悟 『化学流体力学』 丸善
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成績評価の方法 及び基準 |
課題(30%)及び試験(70%) |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 3号館 3階 336A室 |
オフィスアワー |
金曜 船橋 13:20 ~ 15:00
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学生への メッセージ |