工学のための化学 (I12B)

日本大学理工学部

2015年理工学部シラバス - 電気工学科

設置情報

科目名	工学のための化学
設置学科	電気工学科	学年	1年
担当者	伊藤　賢一	履修期	後期
単位	2	曜日時限	月曜2
校舎	船橋	時間割CD	I12B
クラス	A

概要

学修到達目標	工学において材料（物質）を理解するためには，化学の知識が不可欠である．本科目・工学のための化学は，電気工学を専門とする学生を対象とした科目である．授業では物質の構造・性質・変化に関する基礎的な事項を学習し，その基礎的な知識の習得を目標とする．
授業形態及び授業方法	教科書を用いて，Powerpointを中心とした講義形式で行う．また必要に応じてプリントを配布する．授業内で演習問題等を行う他，レポートの作成を行う場合もある．
履修条件	選択科目高校で化学基礎および化学を履修していることが望ましい．

授業計画

第1回	「工学のための化学」の解説として授業の進め方／化学の領域／最新の研究に関する講義を行う．
第2回	「物質（化学物質）の基礎」の解説として物質の状態／原子／物質の表し方と数え方／物質の変化／単位と有効数字に関する講義を行う．
第3回	「原子構造 ①」の解説としてクーロン力／水素原子の構造に関する講義を行う．
第4回	「原子構造 ②」の解説として原子軌道／エネルギー準位／電子配置に関する講義を行う．
第5回	「周期表」の解説および「化学結合 ①」の解説としてイオン結合／イオン化エネルギー／電子親和力に関する講義を行う．
第6回	「化学結合 ②」の解説として金属結合／金属結晶に関する講義を行う．
第7回	「化学結合 ③」の解説として共有結合／分子軌道に関する講義を行う．
第8回	「化学結合 ④」の解説として分子間力／水素結合に関する講義を行う．
第9回	「物質の状態 ①」の解説として力と圧力／エネルギー／気体の状態方程式に関する講義を行う．
第10回	「物質の状態 ②」の解説としてモル分率と分圧／液体と溶液に関する講義を行う．
第11回	「物質の状態 ③」の解説として固体の溶解度／気体の溶解に関する講義を行う．
第12回	「物質の変化 ①」の解説として発熱反応と吸熱反応／内部エネルギーと熱力学第一法則に関する講義を行う．
第13回	「物質の変化 ②」の解説としてエンタルピー／エントロピーと熱力学第二法則に関する講義を行う．
第14回	「物質の変化 ③」の解説として酸化還元反応／電池に関する講義を行う．
第15回	「物質の変化 ④」の解説として実用電池／電気分解に関する講義を行う．

その他

教科書	大月穣『基礎の化学』三共出版 2014年第1版
参考書	必要に応じて紹介する予定．
成績評価の方法及び基準	成績評価は，定期試験（１００％）により決定する．（出席は成績評価に含めない）
質問への対応	授業前，授業終了後およびメール等で随時受け付ける．
研究室又は連絡先	研究室：船橋校舎8号館811室連絡先：k-itoh@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	月曜船橋 16:40 ～ 18:10 船橋校舎８号館８１１室．
学生へのメッセージ	積極的に授業へ出席し，集中して授業に臨んで欲しい．

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