電気機器Ⅰ (I13Q)

学修到達目標	電気機器には，磁気エネルギーを介して機械エネルギーと電気エネルギーとの相互変換を行なう回転機と，磁気エネルギーを介して電気エネルギーの形態変換を行なう変圧器があり，これらを一括して電磁エネルギー変換機器という．　最初，統一理論として電気機械エネルギー変換を学習し，次に直流機，変圧器を学習する。
授業形態及び授業方法	理解を深めるため，機器の立場から基礎に立ち返り説明する．また，適宜演習を行い，理解度を確認する．
履修条件	選択科目．電気回路，電磁気学を履修していることが望ましい．

第1回	電気機器Ⅰの授業について概要説明磁気回路と電気回路
第2回	電気・機械エネルギー変換の原理
第3回	電気機器の構造と磁性材料
第4回	直流機の誘導起電力とトルク
第5回	直流発電機
第6回	直流電動機
第7回	直流機の損失，効率及び試験
第8回	特殊直流機
第9回	変圧器の原理
第10回	変圧器の等価回路
第11回	変圧器の構造と冷却
第12回	変圧器の特性
第13回	変圧器の結線
第14回	三相変圧器，特殊変圧器
第15回	まとめ

教科書	猪狩武尚著『電気機械学』コロナ社 2001年第新版
参考書	電気学会『電気機器工学Ⅰ』電気学会大学講座オーム社 2012年第22版
成績評価の方法及び基準	成績の評価項目と評価基準は以下の通り． ①演習の評価：10％，②課題の評価：10％，③試験評価：80％以上３項目の評価を総合的に判断しＳ～Ｄの成績評価を行う．
質問への対応	随時対応します．電話またはメールで連絡下さい．日時・場所を設定します．
研究室又は連絡先	電力・エネルギー工学研究室(駿河台校舎3号館2階320号室) shiono@ele.cst.nihon-u.ac.jp 03-3259-0773
オフィスアワー	火曜駿河台 10:00 ～ 11:30
学生へのメッセージ	講義中に疑問を生じた場合はそのままにせず，なるべくその場で理解するように努力してください．必ず講義の最初から出席してください．特に復習も大切です．

2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科