電気回路の基礎 (I21B I22A)

学修到達目標	電気回路は電気工学の分野において重要な基礎科目である．本科目では電気回路を学ぶ上で最も基礎的な直流回路の計算法について学習する．また，用語や定義を理解し，回路網解析の基礎となる法則を学ぶ．
授業形態及び授業方法	講義が主となるが，内容を良く理解するために例題による説明および演習を行う．
履修条件	選択科目．

第1回	電気回路の授業について概要説明電気回路とは，電気回路の計算方法
第2回	電流と電圧電流の定義，直流と交流，オームの法則，コンダクタンス，電圧降下，抵抗率と導電率，温度係数
第3回	電気抵抗の接続直列接続と分圧，並列接続と分流
第4回	倍率器と分流器
第5回	電圧源と電流源電圧源，電流源，等価変換
第6回	直流の電力電気エネルギー，電力と電力量，供給電力最大の定理
第7回	小テスト供給電力最大の定理
第8回	キルヒホッフの法則１第１法則と第２法則，枝電流法,クラメールの公式
第9回	キルヒホッフの法則２閉路電流法
第10回	重ね合せの理重ね合せの理の適用方法
第11回	鳳－テブナンの定理，ノートンの定理鳳－テブナンの定理，ノートンの定理の適用方法
第12回	ブリッジ回路ブリッジの平衡条件
第13回	抵抗の対称回路合成抵抗の求め方，抵抗のスター接続とデルタ接続
第14回	節点電圧法節点電圧方程式のたて方，節点電圧と枝路電流の求め方
第15回	まとめ

教科書	三浦光著『ポイントで学ぶ電気回路－直流・交流基礎編－』コロナ社 2015年第1版
参考書	特になし
成績評価の方法及び基準	成績の評価項目と評価基準は以下の通り． ①演習の評価：20％，②宿題の評価：20％，③試験評価：60％以上３項目の評価を総合的に判断しＳ～Ｄの成績評価を行う．
質問への対応	随時対応します．電話またはメールで連絡下さい．日時・場所を設定します．
研究室又は連絡先	電力・エネルギー工学研究室(駿河台校舎4号館2階429B号室) メールアドレス・電話番号は授業中に指示する
オフィスアワー	火曜船橋 15:00 ～ 16:00 6号館1階618号室（電気共通室）
学生へのメッセージ	講義中に疑問を生じた場合はそのままにせず，なるべくその場で理解するように努力してください．必ず講義の最初から出席してください．特に復習も大切です．

2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科