2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 電気回路Ⅱ及び演習 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 三浦 光 | 履修期 | 前期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 火曜1・2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I21N |
クラス | B |
概要
学修到達目標 | 電気回路Ⅱ及び演習は電気回路Ⅰ及び演習で修得したことを基礎として、さらに複雑な電気回路の基本的な解析方法と計算方法を学び、理解することを目標とする。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
講義は二端子回路、多相交流回路、対称座標法、ひずみ波、分布定数回路の順に行う。授業時間180分の内、講義を90分、講義内容に即した演習と演習問題の解説を90分行う。 |
履修条件 | 「電気回路Ⅰ及び演習」を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 電気回路Ⅰ及び演習の復習:(1)キルヒホッフ第一法則と節点方程式 (2)キルヒホッフ第二法則と閉路方程式 |
---|---|
第2回 | 二端子対回路とその考え方:(1)インピーダンスパラメータとアドミタンスパラメータ (2)相反の定理 |
第3回 | 二端子対回路の取り扱い:(1)四端子定数とその求め方 (2)回路の縦続接続 |
第4回 | 二端子対回路の影像パラメータ:(1)影像インピーダンスと伝達定数 (2)四端子定数との関係 |
第5回 | 三相交流回路の解析方法:(1)三相交流の電圧と電流及び対称と非対称 (2)三相交流における電圧と電流のベクトル表示方法 |
第6回 | 三相交流回路の考え方と計算の仕方:(1)電源と負荷のΔ-Y変換方法 (2)三相交流回路の電圧と電流の計算法 |
第7回 | 三相交流回路の電力:(1)ブロンデルの定理と二電力計法 (2)回路の平衡と不平衡 |
第8回 | 対称座標法の考え方:(1)電圧と電流及びインピーダンスの成分表示 |
第9回 | 対称座標法の計算法:(1)発電機の基本式(2)発電機の故障計算法 |
第10回 | ひずみ波交流とフーリエ級数:(1)フーリエ級数への展開 (2)ひずみ波交流電圧に対する電流 |
第11回 | 分布定数回路の回路方程式:(1)基礎方程式の導出 (2)無損失線路 |
第12回 | 無限長分布定数線路の考え方と計算法:(1)電圧と電流の伝搬 (2)特性インピーダンスと伝搬定数 |
第13回 | 有限長分布定数線路の考え方と計算法:(1)境界条件の設定と線路上の電圧と電流分布 (2)無損失線路と共振現象 |
第14回 | 無損失分布定数線路の考え方と計算法: (1)位置角 (2)電圧電流の反射とインピーダンス整合 |
第15回 | 平常試験及び解説 |
その他
教科書 |
三浦 光 著 『ポイントで学ぶ電気回路 -交流活用編-』 昭晃堂 2010年 第1版
|
---|---|
参考書 |
電気学会 『電気回路論』 オーム社 1990年 第37版
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験の結果:80%、 演習内容と課題提出:20% |
質問への対応 | 随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 3号館2階 325号室 miura.hikaru@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:20 ~ 13:10
|
学生への メッセージ |
電気工学を学ぶ上で、基礎となる重要な科目の一つです。電気回路の考え方が習得できます。 |