2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 情報ネットワーク | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 3年 2年 |
担当者 | 古川 慎一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I21Q I21S |
クラス | A・B |
概要
学修到達目標 | 情報通信ネットワークの基礎理論を学ぶと共に、IPネットワークの基礎と構成要素技術やインターネットアクセス技術等の最新技術、及びプロトコルやセキュリティ技術等の関連技術についても学ぶ。さらに最新の技術動向を把握する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
基礎理論、基礎技術に関しては、それぞれの理論や技術が実際にどのように利用されるのかを理解できるように講義を進める。また、各種の技術の位置付けや関連性を解説していく。最近の関連技術動向や各種のデータを用いて、最新動向も把握できるようにする。教科書を使用して、板書中心に講義を行う。 |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | 授業の説明:これから半年間「情報ネットワーク」の授業でどのようなことを学ぶかを説明する。通信の変革、概念と用語、ネットワークの種類、情報通信ネットワーク概論について概説する。 |
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第2回 | ネットワークに流れる情報量の観点から、ネットワークの品質や性能を分析、評価するとともに、与えられた条件下で最適な設備数を求めるためのトラヒック理論の基礎について説明する。 |
第3回 | トラヒック理論による実際のネットワーク設備設計方法について説明する。 (基本的な評価量について) |
第4回 | トラヒック理論による実際のネットワーク設備設計方法について説明する。 (即時式について) |
第5回 | トラヒック理論による実際のネットワーク設備設計方法について説明する。 (待時式について) |
第6回 | 複雑なネットワークの品質や性能の分析・評価、及びトラヒック理論では設計不可能なネットワークにおける設計に有効な技術である、ネットワーク・シミュレーション技術について説明する。 |
第7回 | 通信方式の基礎として、多重化通信方式、および回線交換、パケット交換等のコミュニケーション技術の基礎について説明する。また、サービス統合ディジタル網(ISDN)技術、及びフレームリレーとATM(非同期転送モード)等の通信ネットワーク技術の原理と関連技術について説明する。 |
第8回 | 通信制御のための規約であるプロトコルや階層構造について、OSI参照モデルやTCP/IPを中心に説明する。さらに国際標準化動向について概説する。 |
第9回 | OSI参照モデルとTCP/IPのレイヤ構造との関係について説明する。 |
第10回 | TCP/IPの基礎、アドレス解決、ルーティング技術について説明する。 |
第11回 | IPネットワークの基礎と構成要素技術や最新のバックボーン技術について説明する。 |
第12回 | インターネットアクセス技術(ISDN, xDSL, FTTH, CATVなど)について説明する。 |
第13回 | ネットワークの機能を維持・向上するための制御・管理技術について説明する。また、各種のネットワークにおけるサービス品質やサービスレベルアグリーメント(SLA)について説明する。 |
第14回 | セキュリティ技術を含む広義の信頼性技術について説明する。 |
第15回 | ブロードバンド化の進展に伴うマルチメディア技術、eビジネス関連技術、及び各種サービスの変化と最新動向について概説する。また、IP電話やIPV6サービス等の新たな通信形態の実現技術と動向についても概説する。 |
その他
教科書 |
遠藤靖典 『改訂 情報通信ネットワーク』 コロナ社 2010年 第1版
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参考書 |
授業の際に指示する
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験、授業中の演習及び授業において出題したレポート課題から総合的に評価する。 評価の指針は次の通りとする。 定期試験:80%、講義中の演習:10%、レポート10%。 |
質問への対応 | 授業後、またはメール。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室、メールアドレス等は授業中に指示します。 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
水曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
木曜 駿河台 10:40 ~ 11:20
金曜 駿河台 16:40 ~ 18:10
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学生への メッセージ |