2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 電磁気学Ⅱ及び演習 | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 尾崎 亮介 | 履修期 | 後期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 火曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I23O |
クラス | A・B |
概要
学修到達目標 | 電気工学を学んでいく上で基礎となる電磁気学の基本的な現象を理解し習得する事は,高度な専門分野を学ぶための理解につながるので大変重要なことである.本授業は,「電磁気学Ⅰ」に続き,電磁気学の現象の物理的な意味を学ぶことを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
電磁気学を系統的に理解するため,電磁気学Ⅰの復習からはじめる.授業時間180分の中で,講義と演習を行う.また,宿題を課すので自宅学習で理解を深める. |
履修条件 | 「電気工学のための数学」,「微分積分学」,「電磁気の基礎」,「電磁気学Ⅰ及び演習」を受講していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 授業概要,授業の進め方について説明する.また,電磁気学Ⅰで学んだ内容を復習し,ベクトル解析と各種座標系について講義する. |
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第2回 | 電流:運動する電荷,電流密度,伝導度について学ぶ. |
第3回 | 電流:抵抗,電流の連続性について学ぶ. |
第4回 | アンペアの法則と磁界:ビオサバールの法則,アンペアの法則について学ぶ. |
第5回 | アンペアの法則と磁界:ベクトルの回転,電流密度と磁界の関係について学ぶ. |
第6回 | アンペアの法則と磁界:ベクトルポテンシャル,ストークスの定理について学ぶ. |
第7回 | 磁界中の力とトルク:粒子に働く磁力,電流要素に働く磁力について学ぶ. |
第8回 | 磁界中の力とトルク:仕事と仕事率,トルク,磁気モーメントについて学ぶ. |
第9回 | インダクタンスと磁気回路:ファラデーの法則と自己インダクタンスについて学ぶ. |
第10回 | インダクタンスと磁気回路:相互インダクタンス,磁気回路について学ぶ. |
第11回 | インダクタンスと磁気回路:B-H曲線の非線形性,磁気回路でのアンペアの法則について学ぶ. |
第12回 | 変位電流と誘導起電力:変位電流,ファラデーの法則とレンツの法則について学ぶ. |
第13回 | 変位電流と誘導起電力:静磁界中を運動する導体,時間変化する磁界中を運動する導体について学ぶ. |
第14回 | マクスウェルの方程式と境界条件:境界条件,マクスウェルの方程式について説明する. |
第15回 | 講義全体のまとめと総括を行う. |
その他
教科書 |
J.A. Edminister著 村崎憲雄2名共訳 『マグロウヒル大学演習 電磁気学』 オーム社 2007年
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参考書 |
浜松芳夫編 『一番わかる!電磁気学演習』 オーム社 2013年 第1版
浜松,星野 『電気電子数学入門 線形代数・ベクトル解析・複素数』 オーム社 2012年 第1版
砂川重信 『電磁気学の考え方』 岩波書店 1993年
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成績評価の方法 及び基準 |
演習・宿題・課題等:20%,平常試験又は定期試験:80%として総合的に評価する. |
質問への対応 | 適宜対応する. |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する. |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:30 ~ 17:00 研究室
土曜 駿河台 12:00 ~ 13:00 研究室
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学生への メッセージ |
電気工学を学ぶための基礎科目となるので,予習復習をして理解するように努力してほしい. |