回路の過渡応答 (I32O)

学修到達目標	電気の過渡現象を理解することは、今後、学んでいく電気の専門分野での理解を深めるとともに、応用の基礎となる重要なことである。この過渡現象を解析するための方法としてラプラス変換法を習得し、各種回路の過渡応答やその応用について学び、理解を深める。
授業形態及び授業方法	講義で学んだことをさらに演習、課題で復習させることで、過渡現象の理解度を高める。
履修条件	電気回路Ⅰ・Ⅱを受講していること

第1回	過度現象の考え方　（1）ラプラス変換とは　(2)基本的な関数のラプラス変換
第2回	ラプラス変換 (3)加法定理　(4)推移定理　(5)周期関数のラプラス変換　(6)導関数のラプラス変換
第3回	ラプラス変換　(7)積分関数のラプラス変換 (8)複素微分定理　(9)複素積分定理 (10)相似定理
第4回	逆ラプラス変換 (1)逆ラプラス変換とは　(2)基本的な関数の逆ラプラス変換
第5回	逆ラプラス変換 (3)ヘビサイドの展開定理 (4)たたみ込みの定理
第6回	過渡現象の解析 (1)過渡現象とは　(2)初期値問題　(3)ＲＬ直列回路
第7回	過渡現象の解析 (4)ＲＣ直列回路
第8回	過渡現象の解析 (5)基本的なs領域の回路　（6）Ｍを含む回路のs回路
第9回	過渡現象の解析 (7)直流電源とＲＬ直列回路およびＲＣ直列回路のs回路
第10回	過渡現象の解析 (8)直流電源とＲＬＣのs回路
第11回	過渡現象の解析 (9)正弦波交流による過渡現象
第12回	各種関数のラプラス変換 (1)単位ステップ関数のラプラス変換
第13回	各種関数のラプラス変換 (2)単位インパルス関数のラプラス変換
第14回	各種関数のラプラス変換 (3)周期関数のラプラス変換
第15回	理解度確認試験および解説

教科書	川村雅恭『ラプラス変換と電気回路』コロナ社
参考書	特に指定しない
成績評価の方法及び基準	理解度確認試験７５％　課題レポート等の評価２５％
質問への対応	随時
研究室又は連絡先	駿河台校舎　３号館３２１室電話　０３－３２５９－０７６１　　E-mail　ono@ele.cst.nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	月曜駿河台 18:00 ～ 19:00 ３号館研究室
学生へのメッセージ	各種電気信号に対する回路の過渡応答に興味を持っている学生を望む

2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科