電気ものづくり実験 (I33A)

日本大学理工学部

2015年理工学部シラバス - 電気工学科

設置情報

科目名	電気ものづくり実験
設置学科	電気工学科	学年	1年
担当者	古川・星野・仙葉	履修期	前期
単位	2	曜日時限	水曜3･4
校舎	船橋	時間割CD	I33A
クラス	A・B

概要

学修到達目標	電気工学の基礎になる電気的な概念を会得し、学生自らが問題点を発見し､主体性を持って学び、観察力や洞察力を養い、技術者としての素養を身に付けることに重点を置いている。
授業形態及び授業方法	電気工学を学んでいく上において必要である電気的な基礎概念が把握できるように、講義、演習、及び実験で構成している。講義を行い、それに関する演習を行って理解を深め、実際に実験を行うことによって現象を具体的に確かめる。
履修条件	必修科目。実験の講義を必ず受講すること。

授業計画

第1回	電気ものづくり実験に取り組む姿勢及び実験を安全に進めるための指針について学ぶ。また、実験レポートの書き方、作成方法についても修得する。（実験テキスト・レポート表紙・レポート用紙・グラフ用紙等を配布する）
第2回	テスター製作1－事前学習：電気工学で使用する基本単位、電気回路の諸要素の図記号と表し方などについて学ぶ。
第3回	テスターの製作2：テスター製作を行うための半田付けに関する基礎知識と基礎技術を学ぶ。また、実験を行うために必要な基礎知識として、実験で使用する主な機器の機能と取扱い方法を学ぶ。
第4回	テスター製作3－事前学習：テスターの構造と原理について学ぶ。
第5回	テスターの製作4：実際に半田付けを行いながらテスタを製作する。
第6回	テスターによる測定－事前学習：テスタに組み込まれている測定用の基本回路について学ぶ。
第7回	テスターによる測定：製作したテスタを使用して電圧・電流・素子の測定方法を習得する。
第8回	電圧の測定－事前学習：直流回路における起電力、負荷の考え方、および図式解法の基礎。直流電圧計の基本原理について学ぶ。
第9回	電圧の測定：直流電圧計（指示電気計器）およびディジタル電圧計（ディジタル計器）を用いて電圧を測定し、計器の選び方、使い方、測定の確かさを修得する。
第10回	電流の測定－事前学習：直流回路における起電力、負荷の考え方、および図式解法の基礎。直流電流計の基本原理について学ぶ。
第11回	電流の測定：直流電流計（指示電気計器）およびディジタル電圧計（ディジタル計器）を用いて電流を測定し、計器の選び方、使い方、測定の確かさを修得する。
第12回	抵抗－事前学習：電圧・電流と抵抗素子の関係及びそのエネルギーの流れについて学ぶ。
第13回	抵抗：線形抵抗素子および非線形抵抗素子の電圧－電流特性を測定し、その特性の違いを理解する。
第14回	レポート提出および審査。
第15回	実験理解度試験および解説。

その他

教科書	電気工学科テキスト『電気工学基礎実験・電気ものづくり実験』 2013年電気工学科テキスト『電気工学基礎実験の基本知識』 2013年ガイダンス時に上記の実験に使用するテキスト２冊を配布する。
参考書	実験テーマ毎に各自予習しておくこと。実験の予習やレポートの作成などで必要な事項は図書館等で調べることが望ましい。
成績評価の方法及び基準	1. 実験中の評価（積極性、勤惰）および実験講義の評価（演習、態度） 15%、 2. 実験レポートの評価 70%、 3. 実験理解度試験（定期試験期間内実施） 15% の３つの評価を総合的に判断しＳ～Ｄの成績評価を行う。
質問への対応	必要な時に連絡を取ること。
研究室又は連絡先	船橋校舎９号館９１７実験室　Tel.047-469-5370 駿河台校舎３号館３２８号室・電気事務室　Tel.03-3259-0777
オフィスアワー	水曜船橋 13:20 ～ 16:30 木曜船橋 13:20 ～ 16:30
学生へのメッセージ	この科目は必修である。実験および講義、実験理解度試験、実験レポートの全提出をもって成績評価の対象となるので注意すること。実験に関する注意事項は講義または実験中に指示する。

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