ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｱﾙｺﾞﾘｽﾞﾑ (I33M I34M)

学修到達目標	電気工学の分野で用いる数値解析用アルゴリズムの基礎知識とMATLABのプログラミング技術を習得する．
授業形態及び授業方法	アルゴリズムに関する講義及びコンピュータを用いた演習を行う．数値解析にはMATLABとMATLABツールボックスを利用する．
履修条件	｢電気工学のための数学｣および｢コンピュータプログラミング｣を履修していることが望ましい．

第1回	「コンピュータアルゴリズム」の概要について説明する．
第2回	MATLABの基礎： MATLABによるプログラムの入力および実行の手順を習得する．
第3回	グラフィック表示：2次元・3次元グラフの作成方法を習得する．
第4回	ベクトルと行列の演算：ベクトルと行列の表現およびその演算法を習得する．
第5回	座標変換：図形の回転とアニメーション法を習得する．
第6回	乱数：乱数の発生方法とその応用について学ぶ．
第7回	モンテカルロ法：円周率を求める．
第8回	微分方程式の解法：オイラー法による微分方程式の数値解法を習得する．
第9回	電気回路の過渡応答：RLC回路の過渡応答をオイラー法により求める．
第10回	並べ替え：数値データの最大値，最小値を求める．
第11回	並べ替え：数値データを昇順，降順に並べ替えを行う．
第12回	スカラー場の可視化：点電荷がつくる電位を求め，等電位線を描く.
第13回	ベクトル場の可視化：線電流がつくる磁界を可視化する.
第14回	連立一次方程式の解法：ガウスの消去法を用いた逆行列の解法を習得する．
第15回	平常試験及びその解説

教科書	プリントを配布する．
参考書	青山貴伸　他2名『最新使える！MATLAB』講談社 2006年第1版 W. H. Press et al., Numerical Recipes in C, Cambridge University Press, 1992, 2 edition
成績評価の方法及び基準	定期試験70％，課題演習30％．
質問への対応	随時対応する．
研究室又は連絡先	お茶の水校舎6階C602号室
オフィスアワー	金曜駿河台 16:00 ～ 17:00 833A実験室
学生へのメッセージ	講義で学ぶ数値解析アルゴリズムを活用し，専門分野の理解を深めてほしい．

2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科