電気工学のための数学 (I35A)

学修到達目標	電気・電子工学の基礎である電磁気学や電気回路で必要される数学的基礎を十分理解させるとともに、演習を通して数式の中に潜む物理的意味を十分理解し、それを専門科目で自在に応用できる力を身につけることを目的としている。
授業形態及び授業方法	公式を覚えるための学習ではなく、数式の中に潜む物理的意味を十分理解して、それらを適切に使用できるように平易に解説する。また例題を電気工学関連に選び、演習や課題をとおして専門科目の基礎知識の理解がより深まるよう授業を進めていく。
履修条件	特になし。

第1回	講義概要本講義で対象とする学習項目，必要となる数学的知識
第2回	関数三角関数，指数関数，対数関数
第3回	微分微分の基礎，偏微分
第4回	積分積分の基礎，不定積分，定積分
第5回	行列1 行列の基本，行列の基本演算
第6回	行列2 連立方程式と行列，行列式，逆行列
第7回	要点のまとめと演習Ⅰ 第2回から第6回までの重要事項のまとめ，演習・解説
第8回	中間理解度確認試験・解説
第9回	ベクトルの基礎1 ベクトルの概念，ベクトルの基本演算，単位ベクトル
第10回	ベクトルの基礎2 スカラ積，ベクトル積，スカラ積・ベクトル積の性質
第11回	ベクトルの微分演算1 勾配，発散，関連する定理・法則
第12回	ベクトルの微分演算2 回転，関連する定理・法則
第13回	複素数複素数の基本演算，極座標形式，オイラーの公式，ド・モアブルの定理
第14回	要点のまとめと演習Ⅱ 第9回から第13回までの重要事項のまとめ，演習・解説
第15回	期末理解度確認試験・解説

教科書	浜松芳夫・星野貴弘『電気電子数学入門　線形代数・ベクトル解析・複素数』オーム社 2012年第1版
参考書	必要に応じて授業の中で提示する。
成績評価の方法及び基準	①演習の評価：20% ②レポートの評価：20%　③理解度確認試験：60% 以上の評価項目及び配分に従い成績評価を行う。
質問への対応	講義の終了後およびメールなどにて随時対応する。
研究室又は連絡先	駿河台校舎4号館423B室 Tel:03-3259-0769 E-mail:hoshino.takahiro@nihon-u.ac.jp
オフィスアワー	水曜船橋 10:00 ～ 12:30 6号館618室
学生へのメッセージ	微分積分学、線形代数学も併せて受講することが望ましい。

2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科