2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 音響工学 | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 三浦 光 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I52P |
クラス |
概要
学修到達目標 | 音は人にとってコミュニケーション手段の一つであるばかりでなく,各種メディアなどの情報源から情報を得る,騒音として問題視するなど,我々の生活と密接に結びついている。この科目では,はじめに弾性波の1種である音波について,波動としての基本的な性質や,用語と単位について学ぶ。次に,主に可聴周波数範囲での音波放射や,電気音響変換器,音波の計測機器などについて学ぶ. |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は配布プリントと板書により行う。また,適宜に宿題を出して講義内容の理解を促進する。 |
履修条件 | 電気工学の基礎科目を修得し,理解していること。 |
授業計画
第1回 | 音とは何かを知り,人の耳の特性など音響工学を学ぶ上での必須事項について学ぶ。 |
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第2回 | 音波の基本的性質の1回目として,音の伝搬,気体中の音波の基本式について学ぶ。 |
第3回 | 音波の基本的性質の2回目として,速度ポテンシャルに関する波動方程式,平面波の波動方程式の解法について学ぶ。 |
第4回 | 音波の基本的性質の3回目として,境界面への音波の垂直入射,反射,透過について学び,実際の利用方法を知る。 |
第5回 | 音波の基本的性質の4回目として,媒質が三層からなる場合の反射と透過について学ぶ。 |
第6回 | 音波の基本的性質の5回目として,定在波音場の特性について学ぶ。 |
第7回 | 音波の基本的性質の6回目として,音のエネルギー密度などについて学ぶ。 |
第8回 | 音波の放射の1回目として,点音源,正負二重点音源からの音波放射について学ぶ。 |
第9回 | 音波の放射の2回目として,平面音源から放射された音波の特性について学ぶ。 |
第10回 | 音波の放射の3回目として,音響管,ホーンなどについて学ぶ。 |
第11回 | 電気-機械-音響系の対応の1回目として,機械系の対応素子と機械系の電気的等価回路について学ぶ。 |
第12回 | 電気-機械-音響系の対応の2回目として,音響系の対応素子と音響系の電気的等価回路について学び,さらに機械系と音響系の関連について学ぶ。 |
第13回 | 電気音響変換器の1回目として,マイクロホンの一般特性について学ぶ。 |
第14回 | 電気音響変換器の2回目として,スピーカーの構造や種類,一般特性について学ぶ。 |
第15回 | 音響工学の基礎事項のまとめと理解度の確認を行う。 |
その他
教科書 |
プリントを使用する。
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参考書 |
第1回目に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績の評価方法:定期試験 70%,課題・宿題 30% |
質問への対応 | 授業後や研究室にて随時行う。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎3号館325号室 miura.hikaru@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
この科目では音についての物理的な性質や現象を学ぶので,音に対する考えが変わります。 |