2015年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 電気回路Ⅰ及び演習 | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 西川 省吾 | 履修期 | 前期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 土曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I63M |
クラス | A・B |
概要
学修到達目標 | 電気回路は電気工学の分野において重要な基礎科目である。本科目では複素記号法を用いて電気回路計算の基礎力を身につけ、回路の特性や現象を理解することを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
電気回路を系統的に理解し分かりやすい内容とするため、講義時間の前半は講義を、後半は演習と演習問題の解説に当てる。 |
履修条件 | 選択必修科目。「電気工学のための数学」「電気回路の基礎」を履修していることが望ましい。また、1年時に「電気回路Ⅰ及び演習」を受講し定期試験を受けておく必要がある。 |
授業計画
第1回 | 正弦波交流回路とは 電気回路に必要な数学 |
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第2回 | 正弦波交流電圧と電流の取り扱い (1)正弦波交流電圧と電流の関数表示 (2)電気角と位相角 (3)平均値と実効値 |
第3回 | 交流回路の瞬時値計算法 (1)回路素子 (2)RL・RC・RLC回路の電流と電圧の関係 |
第4回 | 交流回路の瞬時値計算法 (3)瞬時電力と平均電力 |
第5回 | 交流回路の複素計算法 (1)瞬時電圧と電流の複素数表示 (2)オイラーの公式 |
第6回 | インピーダンスとアドミタンス (1)複素インピーダンスとアドミタンスの大きさと偏角(2)直列回路と並列回路の特徴と計算法 |
第7回 | 回路素子の直列回路と並列回路 (1)RL・RC・RLC直列回路 (2)RL・RC・RLC並列回路 |
第8回 | 交流電力 (1)電力の複素数表示 (2)電力の計算法 |
第9回 | 交流回路計算法 (1)閉路方程式 (2)節点電圧法 |
第10回 | 交流回路計算法 (3)交流ブリッジ回路 |
第11回 | 共振回路 (1)直列共振 (2)並列共振 |
第12回 | ベクトル軌跡 (1)電圧と電流のベクトル図の描き方 (2)電圧と電流のベクトル軌跡の描き方 |
第13回 | 相互誘導回路 (1)自己インダクタンスと相互インダクタンス (2)結合係数 (3)相互インダクタンスの正負 (4)相互インダクタンスで結合された回路の等価回路 |
第14回 | 相互誘導回路 (1)直列結合の等価自己インダクタンス (2)V-Y変換 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
三浦光著 『電気回路-直流・交流基礎編-』 コロナ社 2015年 第1版
村崎憲雄 他訳 『マグローヒル大学演習・電気回路』 オーム社 2003年 第1版
電気回路計算法は主に講義で使用,マグローヒル大学演習・電気回路は演習で使用する。
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参考書 |
特になし
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験60%、小テスト40% |
質問への対応 | 随時対応します。メールで連絡下さい。日時を設定します。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎4号館4階440室 03-3259-0789 nishikawa.shougo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 18:00 ~ 20:00
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学生への メッセージ |
予習・復習も非常に大切ですが、授業中に疑問を生じた場合はそのままにせず、なるべくその場で理解するように努力してください。必ず講義から出席してください。 |