2015年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
| 科目名 | 電子情報工学実験Ⅳ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 4年 |
| 担当者 | 三枝・山本 他 | 履修期 | 年間 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3・4 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | J13L |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 電子情報工学実験IVは、電子情報工学発展の原動力となった通信工学、通信ネットワークに関する基礎知識を把握し、実験手法を通して体得することを目的としている。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
アナログの変調・復調回路動作の基礎から、光通信、通信ネットワークの基礎となる時系列データ処理等の実験を行う。 |
| 履修条件 | 必修 |
授業計画
| 第1回 | リング変調器I, II リング変調器の各特性を測定することで、振幅変調ならびに変調器の原理、機能および性能を把握する。 |
|---|---|
| 第2回 | 同上 |
| 第3回 | 周波数変調方式の実験 AM・FM波のスペクトラム観察 振幅変調AMと周波数変調FMの原理を理解し、その動作を理解するとともに、スペクトラム観測を行うことにより、変調度、変調指数のもつ物理的意味を理解する。 |
| 第4回 | 同上 |
| 第5回 | A-D, D-A変換器 アナログ量とディジタル量の電子的変換回路の一例を実験で扱い、総合的理解を深める。 |
| 第6回 | 同上 |
| 第7回 | パルス符号変調方式の実験 通信や録音に用いられているPCM方式の原理、機能および性能を理解する。 |
| 第8回 | 同上 |
| 第9回 | ディジタル伝送路総合試験 ディジタル伝送路を用いて、通信機器の総合試験を行い、S/Nとエラーレートについて理解する。 |
| 第10回 | 同上 |
| 第11回 | DSPによるディジタルフィルタ ディジタルフィルタ処理をディジタルシグナルプロセッサを用いて構成し、その特性、性能、特徴を理解する。 |
| 第12回 | 同上 |
| 第13回 | 符号伝送における波形等化 PCM伝送方式における波形等化の原理を理解し、波形が等化される過程、および符号伝送における波形等化の必要性を把握する。 |
| 第14回 | 同上 |
| 第15回 | モノポールアンテナの入力インピーダンス 同軸ケーブルにより給電したモノポールアンテナの入力インピーダンス特性を測定し、線状アンテナの入力インピーダンス特性を把握する。 |
| 第16回 | 同上 |
| 第17回 | マイクロ波 マイクロ波帯における回路素子を用いて、周波数、定在波、電力の測定を行い、それらの測定機器類の取り扱い法を修得する。 |
| 第18回 | 同上 |
| 第19回 | 超音波の測定 超音波の性質および超音波領域での音場特性についての理解を深める。 |
| 第20回 | 同上 |
| 第21回 | 水晶発振器 通信ネットワークの安定な基準周波数源として重要な水晶発振器について、機構およびその特性を理解する。 |
| 第22回 | 同上 |
| 第23回 | 光通信方式の実験 光通信のキーデバイスを用いて、基礎的な実験を行い、その特性を理解する。 |
| 第24回 | 同上 |
| 第25回 | 時系列データ処理 本実験により、AMI伝送路符号、ビット同期、同期、疑似同期、同期保護等を理解する。 |
| 第26回 | 同上 |
| 第27回 | 位相同期回路 入力信号の周波数と出力信号の周波数を自動制御で正確に一致させる位相同期回路の構成や動作を勉強し、理解を深める。 |
| 第28回 | 同上 |
| 第29回 | FPGAを用いたデジタル回路設計 カウンタ回路やPWM発生回路をFPGAを用いて構成し、その動作原理を理解する。 |
| 第30回 | 同上 |
その他
| 教科書 |
授業時配布
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|---|---|
| 参考書 |
必要に応じて各自調べる。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
実験中に行うディスカッションが重要である。評価は、ディスカッションとレポートにより行う。 |
| 質問への対応 | 随時 |
| 研究室又は 連絡先 |
三枝(435室),山本(401室),香取(536A室),望月(434室) |
| オフィスアワー |
火曜 船橋 09:00 ~ 10:30 三枝
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| 学生への メッセージ |
電子情報工学の学問の大きな柱である通信システムについて十分に理解した上でレポート作成し、ディスカッションに臨むこと。 |