2015年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電子計測システム | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大谷 昭仁 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J21F |
クラス |
概要
学修到達目標 | 計測は、「長さ」や「重さ」を測るという身近なものから「脳の内部を外から調べる」など のように高度なものまで、多岐にわたる技術である。また、計測システムは、ただ、測るという行為だけでなく、各種の信号処理技術を駆使して、物の識別・認識を計測対象とするものも多い。たとえば、味覚や感情などが該当する。 本講義では、計測の基礎となるセンサ技術、計測技術などについて、先駆者たちの知恵やアイデア・工夫等を勉強し、計測に関する基礎知識、さらには柔軟な発想力を養うことを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で授業を進める。また、理解を助けるための手段として、プロジェクタによる提示のほか、宿題を実施する。 |
履修条件 | 電気計測、回路理論Ⅰ・Ⅱ、電子回路Ⅰ、過渡現象、分布定数回路の取得、ないしは受講していることが望まれる。 |
授業計画
第1回 | エレクトロニクス計測の基礎 計量標準とトレーサビリティ |
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第2回 | エレクトロニクス計測の基礎 国際標準化 |
第3回 | エレクトロニクス計測の基礎 不確かさ |
第4回 | センサ・トランスデューサ(物理量の電気への変換)センサの原理、センサの構成、特徴、応用例について勉強する。 |
第5回 | センサ・トランスデューサ(化学量の電気への変換)工業計測におけるニーズを明らかにし、定量測定を可能とした各種測定法の測定原理とこれを応用した計測器について勉強する。 |
第6回 | A/D変換とD/A変換1 ここでは、A/D変換の基礎(標本化、量子化、符号化)のほか、A/D変換の中、積分方式について勉強する。 |
第7回 | A/D変換とD/A変換2 ここでは、比較方式A/D変換器について勉強する。 |
第8回 | A/D変換とD/A変換3 ここでは、D/A変換器の原理、特徴について勉強する。 |
第9回 | エレクトロニクス計測器 計測技術とエレクトロニクス計測器は互いに進歩しあって今日の計測システムを構築してきた。この観点から、エレクトロニクス計測器の動向について概説する。 |
第10回 | エレクトロニクス計測器 幅広く利用されている計測器や方式の例として、電子電圧計を取り上げ、その測定原理・特徴について勉強する。 |
第11回 | エレクトロニクス計測器 オシロスコープ、スペクトラムアナライザについて、測定原理・特徴について勉強する。 |
第12回 | エレクトロニクス計測器 周波数カウンタ、周波数安定度等について勉強する。 |
第13回 | 計測における信号処理 時間波形とスペクトル解析 |
第14回 | 最近の話題1 |
第15回 | 平常試験 |
その他
教科書 |
須山正敏、関根好文 『エレクトロニクス計測』 コロナ社 2005年 第7版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験によるが、演習・宿題等を勘案することがある。 |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
船橋4号館414室 内線5452 aotani@ecs.cst.nihon-u.ac.jp 047-469-5452 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 13:10
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学生への メッセージ |