2015年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 集積回路工学 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 佐伯 勝敏 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J21M |
クラス |
概要
学修到達目標 | 集積回路の中身や仕組みを知っておくことは,実社会に出て集積回路を使ったり,また機器装置を設計する際に重要である。本講義では,集積回路の利点,プロセス,回路構成等の学習を通して,故障や信頼性に対しても適切な判断を下すことができるようになると同時に,集積回路に関する専門用語に慣れ親しむことが目標である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
黒板やプロジェクタを用いて講義を進める。また,理解を助けるための手段として演習・宿題等を実施する。さらに,集積回路のレイアウト技術の理解を深めるために,ノートパソコンとCAD設計ツールを用いて,実際にCMOSインバーター等の簡単な集積回路のレイアウト設計を行う。 |
履修条件 | 選択,「電子回路」を履修している事が望ましい。 |
授業計画
第1回 | 授業内容の概略説明 集積回路工学とは |
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第2回 | 集積回路の特徴と役割 基本技術,種類,設計技術のトレンド,ロードマップ |
第3回 | 半導体素子の基礎 pn接合とMOS構造 |
第4回 | 集積回路を構成する素子 抵抗と容量 バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ |
第5回 | 論理集積回路の基本素子 インバータ回路,CMOS回路 |
第6回 | 集積回路を構成する素子のレイアウト技術(1) レイアウト設計の種類,デザインルール |
第7回 | 集積回路を構成する素子のレイアウト技術(2) 配置,配線アルゴリズム |
第8回 | メモリ集積回路 メモリ素子 ダイナミックメモリとスタティックメモリ、不揮発性メモリ |
第9回 | 集積回路プロセス(1) シリコンウエハ 酸化 |
第10回 | 集積回路プロセス(2) フォトリソグラフィ |
第11回 | 集積回路プロセス(3) 不純物拡散 |
第12回 | 集積回路の配線,パッケージング |
第13回 | 集積回路の故障診断と検査 |
第14回 | 高密度集積回路技術 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
柳井久義,永田 穣 『新版「集積回路工学 (1)(2) 」(大学講義シリーズ)』 コロナ社
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(20%),演習(50%,特にノートパソコンとCAD設計ツールを用いた集積回路のレイアウト設計は重要である),期末試験(30%)により総合評価する。 |
質問への対応 | 基本的に随時対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎4号館432号室,ksaeki@ecs.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
新しいことへ挑戦する意欲を持って授業に臨んで欲しい。 |