2015年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電子化学 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大宅 淳一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J23A |
クラス | 1 |
概要
学修到達目標 | 現代の化学は,物質の目に見える現象・性質(マクロな視点)を,分子・原子の性質・挙動(ミクロな観点)で解明する学問である.その中で電子の挙動は重要な鍵となっており,物質中での電子の挙動や各種電子材料の特性を理解するためには,化学の知識が必要不可欠である. |
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授業形態及び 授業方法 |
高校で化学を履修していなくても理解できるように,基礎的な事項の解説から最近のトピックスの紹介まで行う. 授業形態は,配付資料等を用いて板書形式(またはpowerpoint)による. |
履修条件 | 基礎教育科目 選択 |
授業計画
第1回 | 講義のガイダンス(講義の位置づけと講義内容の説明) 基本事項の確認を行う. |
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第2回 | 原子と分子(1) 元素の概念,原子の構造,同位体,原子量,分子量に関して学習する. |
第3回 | 原子と分子(2) 原子量と分子量,物質量と質量・体積に関して学習する. |
第4回 | 原子と分子(3) 原子の電子構造(原子半径・軌道エネルギーなど)に関して学習する. |
第5回 | 原子と分子(4) 原子の電子構造(一電子系での軌道エネルギーと半径の関係)について学習する. |
第6回 | 原子と分子(5) 物質波の波長,電子の運動量に関して学習する. |
第7回 | 原子の構造 電子配置と原子の形状(電子軌道の形)について学習する. |
第8回 | 原子の構造と周期性 周期表と原子の構造(電子配置)の関係,イオン化エネルギー,有効核電荷に関して学習する. |
第9回 | 原子の性質と化学結合 電気陰性度,極性,イオン結合,水素結合について学習する. |
第10回 | 共有結合(1) 分子軌道による結合理論と結合次数に関して学習する. |
第11回 | 共有結合(2) 混成軌道と結合角,炭素原子の結合に関して学習する. |
第12回 | 共有結合(3) 化学結合の結合エネルギーに関して学習する. |
第13回 | 化学結合(4) 結晶の種類や性質と化学結合に関して学習する. |
第14回 | 化学反応(1) 酸化・還元反応に関して学習する. |
第15回 | 化学反応(2) 酸塩基反応に関して学習する. |
その他
教科書 |
篠崎 開 他 『理工系一般化学』 東京教学社 2008年
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参考書 |
必要に応じ、適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
総合評価に際しては,期末試験(65%)および通常の授業時に配布される課題等(35%)の配点とする. ただし,出席率が70%に満たない場合には,原則として定期試験の採点対象としない(正当な理由があれば,この限りではない). |
質問への対応 | 授業中,または授業終了後に受けますが,それ以外の時間でも下記研究室在室中は随時受け付けます.電子メールによる問い合わせも大歓迎です. ただし、メールでの問い合わせの際には学生番号と氏名を書くようにして下さい. |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎 8号館 814室 e-mail: ooya@chem.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:15 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
わからないままにせず,理解するまで積極的に質問してほしい。 |