2015年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
| 科目名 | 力と運動の物理学Ⅱ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 井口 英雄 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | J41D |
| クラス | 2 | ||
概要
| 学修到達目標 | 力と運動の物理学Iで学んだ内容を基にして,角運動量の概念や質点系の運動,剛体の運動など,高等学校の課程範囲外であるより高度な概念を身につけることを目標とする。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
講義形式で授業を進める。高校で物理を履修しなかった学生にも配慮し,いきなり一般論を展開することは避け,なるべく簡単な例から出発し,徐々に一般的な場合に進む方法で講義を行う。また,必要な数学的手法についても随時説明する。 |
| 履修条件 | 基礎教育科目,選択,力と運動の物理学I及び同演習を履修していることが望ましい。力と運動の物理学II演習を並行して履修すること。 |
授業計画
| 第1回 | ガイダンス 力と運動の物理学Iの復習 |
|---|---|
| 第2回 | 極座標による記述(1): 極座標,2次元ベクトルの極座標成分 |
| 第3回 | 極座標による記述(2): 2次元極座標による運動の記述 |
| 第4回 | 極座標による記述(3): 万有引力のポテンシャル |
| 第5回 | 角運動量: ベクトルの外積(ベクトル積), 角運動量, 中心力と面積速度一定の法則 |
| 第6回 | 2体問題(1): 2体系の全質量と換算質量, 2体系の運動量, 運動エネルギー, 角運動量 |
| 第7回 | 2体問題(2): 惑星の運動 |
| 第8回 | 2体問題(3): 衝突現象, 実験室系と重心系 |
| 第9回 | 質点系と剛体(1): 質量中心の運動, 質点系の全運動量, 質点系の全角運動量, 質点系の全エネルギー |
| 第10回 | 質点系と剛体(2): 2体問題の扱いとの比較, 連続体, 連続体に対する表式, 剛体の運動 |
| 第11回 | 質点系と剛体(3): 力のモーメント, 固定軸をもつ剛体の運動, 慣性モーメントと回転半径, 慣性モーメントの例 |
| 第12回 | 剛体の運動の例: 実体振り子, 剛体の平面運動 |
| 第13回 | 大きさのある物体からの万有引力 |
| 第14回 | 力と運動の物理学IIのまとめ |
| 第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
| 教科書 |
兵頭俊夫 『考える力学』 学術図書出版社 2001年 第1版
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|---|---|
| 参考書 |
授業中に指示する。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(8割程度)による。ただし,平常点等(2割程度)も加味する |
| 質問への対応 | 随時.(オフィスアワー以外でも,可能な限り対応します.) |
| 研究室又は 連絡先 |
研究室 船橋校舎1号館121B室 連絡先 内線5215 iguchi.hあっとまーくphys.ge.cst.nihon-u.ac.jp |
| オフィスアワー |
水曜 船橋 12:10 ~ 13:10
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| 学生への メッセージ |
高校での物理の履修を仮定しませんので,未履修の方も安心して受講してください. ただし,必要な知識については並行して身に着けるようにしてください. また,微積分やベクトルなどの数学の知識が必要になるので確認しておいてください. せっかく大学に来られたのですから,より高度で洗練された物理の世界に触れてみましょう. |