2015年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | マイクロ波工学 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 三枝 健二 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J41J |
クラス |
概要
学修到達目標 | 次世代の高周波エレクトロニクス技術において基本的な要素であるマイクロ波について,そ の基本的概念,各種マイクロ波機器およびこれらの応用の実態について,知識と理解を深めることを目的にする. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心にした講義形式をとる.4~5回の小テストを行い,理解度をチェックする. |
履修条件 | 電磁波工学を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 講義内容の説明 この授業の重要性,位置付けを明確にし,これからマイクロ波工学の授業でどのような ことを学ぶのかを説明する. |
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第2回 | 分布定数線路における波動伝搬 分布定数線路上の波動の伝搬特性について説明する. |
第3回 | 2端子対回路 分布定数線路の2端子対回路としての扱いについて説明する. |
第4回 | 散乱行列 散乱行列(Sマトリクス)について説明する. |
第5回 | 各種線路におけるマイクロ波伝送1 平行2線,平行板線路,同軸線路におけるマイクロ波の伝送について説明する. |
第6回 | 各種線路におけるマイクロ波伝送2 方形導波管におけるマイクロ波の伝送について説明する. |
第7回 | 各種線路におけるマイクロ波伝送3 円形導波管,ストリップ線路,表面波線路におけるマイクロ波の伝送について説明する. |
第8回 | マイクロ波の受動回路素子1 マイクロ波の受動回路素子である減衰器,マジックT,方向性結合器などについて説明する. |
第9回 | マイクロ波の受動回路素子2 マイクロ波の受動回路素子である共振器,アイソレータ,サーキュレータなどについて説明する. |
第10回 | マイクロ波集積回路素子 マイクロ波集積回路で使用される素子について説明する. |
第11回 | マイクロ波電子管 電子とマイクロ波の相互作用,実用的なマイクロ波電子管について説明する. |
第12回 | マイクロ波能動デバイス マイクロ波能動デバイスである半導体デバイス,発振デバイスについて説明する. |
第13回 | マイクロ波応用1 各種のマイクロ波測定,マイクロ波応用計測,GPS,レーダ装置,温度測定,速度測定,距離測定などのマイクロ波応用計測装置,航行支援装置について説明する. |
第14回 | マイクロ波応用2 通信,移動体通信,無線電話装置,無線LANなどのマイクロ波通信応用装置,レーダー装置,加工,加熱等のマイクロ波パワー応用について説明する. |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
『マイクロ波工学の基礎』 平田 仁 日本理工出版会 2004年 第1版
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参考書 |
授業の際提示する.
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成績評価の方法 及び基準 |
小試験(20%),平常試験(80%)の総合評価 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
4号館435室,saegusa@ecs.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 09:00 ~ 10:30
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学生への メッセージ |