2015年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電子回路Ⅰ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 涌井 文雄 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J42K |
クラス |
概要
学修到達目標 | ダイオード、トランジスタ、FETという、非線形の特性を有する半導体素子を加えた回路の解析を理解する。電源回路の原理とトランジスタを動作させる回路の解析を体得する。(未来博士工房対象科目) |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
講義に対する理解度を、演習と宿題で確認しながら、授業を進める。 |
履修条件 | 必修。 直流回路基礎、交流回路基礎を履修しているか、再履修中のこと。 キルヒホッフの法則、電源の等価変換、重ね合わせの理論、テブナンの定理を使いこなせること。 |
授業計画
第1回 | 講義の最初で、電子回路が技術社会で果たす役割を検討し、ここでの役割を念頭に、目的に向けた電子回路の概要をまとめる。さらに同回路の解析設計に不可欠な基礎力を確認し、補修する。 |
---|---|
第2回 | ダイオード回路の基礎 1 整流回路(半波整流器、全波整流器) |
第3回 | ダイオード回路の基礎 2 ダイオード回路の小信号解析(負荷直線と動作点)と動抵抗 |
第4回 | ダイオード回路の基礎 3 ツェナーダイオードを用いた回路 |
第5回 | トランジスタ回路の基礎 1 接合トランジスタの特性、電流増幅 |
第6回 | トランジスタ回路の基礎 2 トランジスタ回路の動作点解析 |
第7回 | トランジスタ回路の基礎 3 バイパスコンデンサと結合コンデンサによる交流負荷直線 |
第8回 | トランジスタ回路の基礎 4 エミッタホロワ |
第9回 | 復習と実力確認 |
第10回 | 電界効果トランジスタ(FET) 1 電界効果トランジスタの電圧増幅、動作点解析、バイアス設計 |
第11回 | 電界効果トランジスタ(FET) 2 電界効果トランジスタを用いた回路(FETインバータ、FETスイッチ) |
第12回 | 電界効果トランジスタ(FET) 3 電界効果トランジスタを用いた回路(相補対称MOS) |
第13回 | 可聴周波電力増幅器 1 A級エミッタ接地電力増幅器 |
第14回 | 可聴周波電力増幅器 2 B級プッシュプル電力増幅器 ほか |
第15回 | 平常試験およびその解説 |
その他
教科書 |
教科書は特になし。必要に応じてプリント等を配布する。
|
---|---|
参考書 |
シリング、ビラブ 『トランジスタとICのための電子回路 I』 朝倉出版
高橋寛(監修)/飯高成男・田口英雄(共著) 『絵ときでわかるトランジスタ回路』 オーム社 2000年
問題集を配布(電子回路IIでも継続使用)
|
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験、毎回の演習、レポート提出による。必要に応じて中間試験、実力確認試験を行うことがある。 |
質問への対応 | 随時研究室にて。 |
研究室又は 連絡先 |
4号館2階426A号室(講義準備室) e.mail: fwakui@ecs.cst.nihon-u.ac.jp 内線5577 |
オフィスアワー |
金曜 船橋 09:00 ~ 14:00
|
学生への メッセージ |
毎週電卓、定規、英和辞典を必携のこと。大学ノートを上手に利用すること。 |