計測システム (K21G)

学修到達目標	計測は「長さ」や「重さ」を測るという身近のものから「脳の内部を外から調べる」などの高度なものまで多岐にわたる技術である。本講義では計測の基礎となるSI単位系から始まり，計測技術に関する先駆者達の知恵や工夫等を勉強し、計測に関する基礎知識、更には柔軟な発想力を養うことを目的とする。
授業形態及び授業方法	板書を中心とした講義形式で授業を進める。また、理解を助けるため、演習、宿題等を課する。
履修条件	「回路理論」,「微分方程式」を履修していることが望ましい。

第1回	単位と標準、トレーサビリティ
第2回	電圧・電流・電力の測定
第3回	インピーダンスの測定
第4回	周波数・時間の測定
第5回	波形・位相・スペクトルの測定
第6回	センサ（物理量，化学量の電気量への変換）
第7回	A/D変換の基礎（標本化,量子化,符号化）
第8回	A/D変換とD/A変換
第9回	エレクトロニクス計測器（エレクトロニック電圧計，信号発生器）
第10回	エレクトロニクス計測器（スペクトラムアナライザ，ベクトルボルトメータ）
第11回	RF計測の基礎（波動方程式とその解、特性インピーダンス、伝搬定数）
第12回	RF計測の基礎（波の反射・透過、反射係数、定在波比）
第13回	超音波利用計測
第14回	光利用計測
第15回	信号処理技術（ノイズ対策，相関処理技術）

2015年 理工学部 シラバス - 応用情報工学科