2015年 理工学部 シラバス - 応用情報工学科
設置情報
科目名 | 情報理論 | ||
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設置学科 | 応用情報工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 泉 隆 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K22D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 情報のあり方や取り扱いについて理解を深めることを目的に,情報源や通信系を通して受け取る情報に関する性質,並びに高効率符号化,ノイズのある通信路における誤り制御技術に関する理論,そして通信ネットワークで重要な情報セキュリテイについて学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を主体とし,理解を深めるために適宜演習を実施する。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | 情報理論の概要 |
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第2回 | 確率から情報量:情報理論で必要となる確率について述べる。 |
第3回 | 情報量とエントロピー:情報量とは何か。そしてエントロピーとは何か。演習によって具体的に算出法などを理解する。 |
第4回 | 相互情報量および各種エントロピー:相互情報量とは何か。各種エントロピーの関係について述べ、演習で確認する。 |
第5回 | 情報源及び通信路のモデル:通信系、情報源、通信路のモデルについて述べる。 |
第6回 | マルコフ情報源:マルコフ情報源の表現、定常確率、エントロピーなどについて述べ、演習で確認する。 |
第7回 | 伝送情報量と通信路容量:各種通信路の伝送情報量及び通信路容量について述べ、演習によって算出法や具体的な量を理解する。 |
第8回 | 符号化(符号の種類,符号の評価):符号化とは何か、符号の種類、符号の評価などについて述べる。 |
第9回 | 高効率符号化:高効率符号化の考え方および手法について述べる。そして演習を通して手法を習得する。 |
第10回 | ハフマン符号:ハフマン符号について述べ,演習を通して符号化法を習得する。 |
第11回 | 雑音のある場合の符号化:雑音がある場合の符号誤りについて述べ,誤り検出・訂正について理解を深める。 |
第12回 | 誤り検出・訂正の原理:誤り検出訂正の原理について述べ,符号空間と符号長の関係について演習によって理解を深める。 |
第13回 | パリティ検査符号とその応用:パリティ検査符号について述べ、演習によって理解を深める。 |
第14回 | ハミング符号:ハミング符号について述べ、演習によって理解を深める。 |
第15回 | 情報セキュリテイと暗号:セキュリテイを確保するための暗号について述べる。 |
その他
教科書 |
塩野 充 『わかりやすいディジタル情報理論』 オーム社
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
期末試験。演習は参考とする。 |
質問への対応 | 授業終了後 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎2号館235室 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |