2015年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
| 科目名 | 金属化学 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
| 担当者 | 佐々 一治 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L11O |
| クラス | 共通 | ||
概要
| 学修到達目標 | 講義の目的は材料としての金属を理解することです。講義では「金属工学のなかで応用されている化学」と「金属の化学的な特徴」を説明します。具体的には次の①~⑤になります。この内容をとおして「物質としての金属」だけでなく「実用されている金属」も知ってください。①金属材料とその製法 ②金属の結晶構造とミクロ組織 ③金属の変形 ④合金 ⑤金属の腐食 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
授業はテキストに沿って進めますが、内容が難しいのでモデル化したイラストと写真をスライドで示して説明します。また授業では記憶すべき要点を指示しますので欠かさず出席してください。 |
| 履修条件 | ①化学熱力学、②結晶化学、③電気化学 |
授業計画
| 第1回 | 金属工業と金属工学 |
|---|---|
| 第2回 | 鉄鋼生産プロセス |
| 第3回 | 製鋼と工業用鉄類の分類 |
| 第4回 | 鋳造と凝固 |
| 第5回 | 金属結合と結晶構造 |
| 第6回 | 実在の金属結晶 |
| 第7回 | 金属の変形と機械的性質 |
| 第8回 | 変形にともなう金属結晶の変化 |
| 第9回 | 転位 |
| 第10回 | 合金の状態図Ⅰ |
| 第11回 | 合金の状態図Ⅱ |
| 第12回 | 銅合金 |
| 第13回 | 鉄・炭素系状態図 |
| 第14回 | 鋼の恒温変態 |
| 第15回 | 金属の腐食 |
その他
| 教科書 |
日本金属学会編 『金属化学入門シリーズ第1~4巻』 日本金属学会 2000年 第1版
ASM, Properties and Selections Irons, Steels, and High-Performance Alloys, ASM Metals Handbook, Vol.11, ASM, 10 edition
ASM, Mechanical Testing and Evaluation, ASM Metals Handbook Vol.18, ASM, 1 edition
講義で使用するイラストや図表はここから引用しました。
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| 参考書 |
ASM, Alloy Binary Diagrams, ASM Metals Handbook Vol.13, ASM, 1 edition
ASM 『Metallography and Microstructure』 ASM Metals Handbook Vol.19 ASM 第1版
ASM, Corrosion and Microstructures, ASM Metals Handbook Vol.113, ASM, 1 edition
講義で使用するイラストや図表はここから引用しました。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
定期試験で評価しますが、講義時間でのショートテストも加味します。 |
| 質問への対応 | 授業の末尾時間帯10分間には優先的に質問に応じます。説明に時間がかかるとか答えが複雑で即答できない場合は次回に解答します。 |
| 研究室又は 連絡先 |
Kt13315@ns.kogakuin.ac.jp |
| オフィスアワー | |
| 学生への メッセージ |
毎回聴講することが金属を知る第一歩です。テキストを学科事務所で配布しますので初回の講義までに受取ってください。テキストに沿って予習と復習を繰返し,要点を記憶するように心掛けてください。試験では,資料の持込みを禁じます。 |