2015年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 力と運動の物理学Ⅱ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 鈴木 徳一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | L33C |
クラス | B |
概要
学修到達目標 | 物理学の基礎である力学についての基礎的な事柄を講義する。 ニュートンの運動方程式を理解し活用できるようにする。また、エネルギーや運動量、角運動量といった概念を身につけることを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
高校で物理を履修しなかった学生にも配慮し、いきなり一般論を展開することは避け、なるべく簡単な例から出発し、徐々に一般的な場合に進む方法で講義を行う。随時、講義と関連する演習を行い、講義とあわせて深い理解に到達することを目標とする。 |
履修条件 | 共通基礎選択。 |
授業計画
第1回 | 7.仕事とエネルギー(4): 保存力とポテンシャルの概念の導入 |
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第2回 | 7.仕事とエネルギー(5): 力学的エネルギー保存則 |
第3回 | 7.仕事とエネルギー(6): 力学的エネルギー保存則の応用(放物運動、単振動) |
第4回 | 7.仕事とエネルギー(7): エネルギーの散逸現象(摩擦や抵抗のある場合) |
第5回 | 8.運動量と力積、衝突: 運動量保存則、弾性衝突、非弾性衝突、ロケットの運動について |
第6回 | 9.角運動量(1): ベクトルの外積、角運動量の定義、力のモーメント、中心力の定義 |
第7回 | 9.角運動量(2): 中心力と角運動量保存則、面積速度と角運動量 |
第8回 | 10.万有引力と惑星の運動(1): 万有引力、万有引力のポテンシャル、球体による万有引力、 脱出速度 |
第9回 | 10.万有引力と惑星の運動(2): ケプラーの法則の導出 |
第10回 | 11.剛体の重心: 質点系、剛体の概念と力のつりあい |
第11回 | 12.固定軸のまわりの剛体の回転運動(1): 固定軸のまわりの回転運動、慣性モーメント |
第12回 | 12.固定軸のまわりの剛体の回転運動(2): いろいろな物体に関する慣性モーメントの例 |
第13回 | 12.固定軸のまわりの剛体の回転運動(3): 剛体の力学的エネルギーとその保存法則 |
第14回 | 13:剛体の平面運動: 斜面上を転がり落ちる剛体の運動 |
第15回 | 平常試験及びその解説 |
その他
教科書 |
原 康夫 『理工系の基礎物理 力学』 学術図書出版社 1998年 第1版
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参考書 |
戸田 盛和 『力学』 物理入門コース 岩波書店 第1版
C.Kittel、W.D.Knight、M.A.Ruderman(今井功 訳) 『力学』 バークレー物理学コース 丸善 2011年
リチャード・ファインマン 『ファインマン物理学 力学』 岩波書店
和達 三樹 『物理のための数学』 物理入門コース 岩波書店
戸田 盛和 『熱・統計力学』 物理入門コース 岩波書店
長岡 洋介 『電磁気学』 物理入門コース 岩波書店
朝永振一郎 『物理学とは何だろうか 上、下』 岩波書店
ウィリアム・H・クロッパー 『物理学天才列伝 上―ガリレオ、ニュートンからアインシュタインまで』 ブルーバックス 講談社 2009年
ウィリアム・H・クロッパー 『物理学天才列伝 下―プランク、ボーアからキュリー、ホーキングまで 』 ブルーバックス 講談社 2009年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験、演習レポートなどによる。通常の授業への取り組み方を“重視”する。 |
質問への対応 | 授業中随時。 オフィスアワー:水曜日 午後0時15分~午後1時15分 (1号館2階122B室)。 その他、おもに、月、水曜日に質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
1号館 2階 122B |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |