2015年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 基礎無機化学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小嶋・森田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | L41A L42A |
クラス | A 、 B |
概要
学修到達目標 | 専門科目として設置されている「無機化学」「分析化学」系の科目を修得するための基礎を学習し、大学生として要求されるこの分野の知識を身につける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
各回ごとに授業内容のテーマを決め、トピックスなどを織り交ぜながら板書を中心に授業を進めて行く。 |
履修条件 | 1.高校の化学ⅠおよびⅡを修得していることを前提に授業を進める 2.授業に出る前に高校の教科書を復習しておく |
授業計画
第1回 | 核反応と超新星-元素の起源(DVD)使用- キーワード:元素,原子核,ニュートリノ |
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第2回 | 原子の構造 キーワード:化学史,ボーアの原子モデル,量子化,シュレーディンガーの波動 方程式 |
第3回 | 電子の軌道と量子数 キーワード:原子軌道,主量子数,方位量子数,磁気量子数,スピン量子数 |
第4回 | 構成原理、混成(sp2,sp3,sp3d,sp3d2,sp3d3混成) キーワード:パウリの排他原理,構成原理,フントの規則 |
第5回 | 元素の一般的性質 キーワード:周期表,原子の大きさ、イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度 |
第6回 | 分子とそのモデル(1) キーワード:結合性軌道,反結合性軌道,分子軌道法,結合次数 |
第7回 | 分子とそのモデル(2) キーワード:等核二原子分子,フロンティア軌道,異核二原子分子 |
第8回 | s-ブロック元素(電子配列、族の性質) キーワード:水素,アルカリ金属,アルカリ土類金 属 |
第9回 | p-ブロック元素(電子配列、族の性質) キーワード:sp2混成,sp3混成,不活性電子対効果 |
第10回 | d-およびfブロック元素の性質(電子配列、第一遷移系列の性質) キーワード:遷移金属,ランタノイド収縮 |
第11回 | 分析化学で利用される化学反応と化学平衡の基礎 キーワード:濃度の表示法,ル・シャトリエの法則 |
第12回 | 中和(酸・塩基)反応の基礎(比較的単純な系のpHの計算) キーワード:物質収支,電気的中性の原理,質量作用の法則 |
第13回 | 沈殿生成反応の基礎(イオン強度、溶解度積) キーワード:難溶性の塩,溶解度 |
第14回 | 酸化還元反応の基礎(酸化剤と還元剤、酸化還元反応の例) キーワード:ネルンストの式,酸化還元滴定 |
第15回 | 錯体生成反応の分析化学への応用 キーワード:配位結合,配位子,キレート滴定 |
その他
教科書 |
荻野博・飛田博実・岡崎雅明 『 『基本無機化学』 』 東京化学同人 2006年 第2版
本水 他 『 『基礎教育シリーズ 分析化学(基礎編)』 』 東京教学社 2010年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
授業中に実施する小テスト(20%)および定期試験(80%)で総合評価する。 |
質問への対応 | 授業終了後の教室またはメールで対応する。 オフィスアワー:金曜日9時から12時・駿河台校舎2号館226A・223室 |
研究室又は 連絡先 |
小嶋:駿河台校舎2号館226-A室 e-メールアドレス:kojima.yoshiyuki@nihon-u.ac.jp 森田:駿河台校舎2号館223室 e-メールアドレス:morita.yukitoki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 10:00 ~ 12:00
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学生への メッセージ |
1年生後学期以降に設置されている専門科目を修得するのに必要な知識を学ぶ科目です。自分に足りないところは積極的に勉強し、以後の専門科目の学習に備えて下さい。 |