2015年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 基礎生命科学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 谷川・鈴木 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 金曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | L53B L54A |
クラス | A 、 B |
概要
学修到達目標 | 生化学,分子生物学,生命有機化学,天然物化学,微生物学などの生命系の学問の土台としての生物学および化学の基本的な考え方と基礎知識の習得を目的とする.生命とは何かという概念を,物質面(構造)と機能面から化学の言葉で理解する.授業計画欄に各回の教科書範囲と目標を記したので,しっかり確認しておくこと. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心にした授業を行う.また,随時演習問題や小テストを課すので必ず毎回出席のこと. |
履修条件 | 高校で生物を履修していないものは,高校の教科書あるいは参考書を入手しておくことが望ましい. |
授業計画
第1回 | 「生体分子・生命科学とは?」(教科書:序論) 生命の特徴が言える |
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第2回 | 「細胞の構造,細胞膜と物質輸送」(教科書:11章,4章-4) 細胞の構造が書ける,細胞内小器官(特にリボソーム)の名前と働きが言える,3種類の物質輸送が言える |
第3回 | 「アミノ酸とタンパク質の構造」(教科書:6章-1, 6章-2, 6章-3) アミノ酸,ペプチド,タンパク質の構造が説明できる,簡単なアミノ酸とペプチドの構造が書ける |
第4回 | 「酵素」(教科書:7章) 酵素の特徴が説明できる |
第5回 | 「ATPの生合成」(教科書2章-1,3章) 呼吸・発酵・光合成の違いが説明できる。 |
第6回 | 「呼吸」(教科書:3章) 動物細胞のエネルギー生産が説明できる |
第7回 | 「遺伝1:遺伝の法則」(教科書:9章緒言, 配布プリント) メンデルの遺伝の法則が説明できる |
第8回 | 「遺伝2:体細胞分裂と減数分裂」(教科書: 11章-4, 配布プリント) 体細胞分裂と減数分裂の違いが説明できる |
第9回 | 「遺伝3:染色体と遺伝子,受精,性と遺伝」(教科書:9章-1, 配布プリント) 体細胞→配偶子→受精における染色体数の変化を言える |
第10回 | 「遺伝4:核酸とDNAの構造」(教科書:9章-1) 核酸の構造が説明できる,ATPの構造が書ける |
第11回 | 「遺伝5:DNAの複製」(教科書:9章-1,9章-2) 塩基対形成(DNA対DNA,tRNA対mRNA)が説明できる,複製に関わる分子が言える |
第12回 | 「タンパク質の生合成」(教科書:9章-4) 細胞内でのタンパク質の合成が説明できる |
第13回 | 「糖質」(教科書:1章-1~5, 1章-7, 1章-9, 1章-10) 糖質の基本的な分類が言える,単糖(グルコースなど数種類のみ)の鎖状及び環状構造が書ける, 主な単糖・二糖・多糖が言える |
第14回 | 「脂質1」(教科書:4章-1,4章-2, 4章-4) 脂質の分類が言える. 脂肪酸・アシルグリセロールの構造が分かる(書けなくても良い,見て区別が出来る) |
第15回 | 「脂質2」(教科書:4章-1,4章-2, 4章-4) 脂質の分類が言える. 糖脂質・リン脂質の構造が分かる(書けなくても良い,見て区別が出来る),細胞膜の基本構造が説明できる |
その他
教科書 |
秋久・長田編 『生体分子化学』 共立出版 2008年 第2版
教科書は生命科学分野共通(基礎生命科学,生命科学I,生命科学III,生命有機化学I,分子生物学)で用いるので必ず入手しておくこと.ガイダンス時に教室で販売する(予定価格3,000円).
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
期末試験70%、小テスト30%の割合で評価する.授業中の態度も考慮する. |
質問への対応 | 基本的には,授業時間中と終了直後に対応.メールと訪問も可. |
研究室又は 連絡先 |
鈴木(駿河台228A室,suzuki.yuusuke@nihon-u.ac.jp),谷川(駿河台203室,tanigawa.minoru@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 10:00 ~ 12:00 谷川
金曜 駿河台 10:00 ~ 17:00 鈴木
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学生への メッセージ |
やる気のある学生諸君と共に考え共に学ぶのを楽しみにしています。やる気のない(騒がしい)者には退出を命じます。 |