2015年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | プロセスシステム工学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 西宮 伸幸 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L53Q |
クラス | 共通 |
概要
学修到達目標 | 近年の化学プロセスの現場の多くにはコンピューター環境が整備され、初歩的な化学の素養があれば誰でも運転可能である。しかし、改善や新規プロセス対応のためには、プロセス担当者の一員としてその目的と仕組みを物理化学的に理解し、応用技術を提案し、使いこなすセンスが求められる。本講では、いろいろな化学プロセスの成り立ちを物理化学的にとらえる目を養う。 |
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授業形態及び 授業方法 |
プリントを配布し、板書で補いつつ講述する。 |
履修条件 | 物理化学の基礎的素養。 |
授業計画
第1回 | 熱力学第一法則と第二法則 |
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第2回 | ソルベー法、反応分割の考え方 |
第3回 | オストワルト法、ギブズエネルギー変化の正負による予測は万能か? |
第4回 | アンモニア合成、触媒の考え方 |
第5回 | 石炭のガス化・液化、開発プランの妥当性、「人造石油」 |
第6回 | SMR – Steam Methane Reforming-、水素の典型的製造法、分離膜 |
第7回 | 熱化学法水素製造、原子力の熱、太陽熱 |
第8回 | 燃料電池、いろいろな原理、熱電併給の考え方 |
第9回 | 二次電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、空気電池、NAS電池 |
第10回 | 水素吸蔵合金による水素貯蔵、電力貯蔵との比較 |
第11回 | 有機ハイドライドによる水素貯蔵 |
第12回 | 二酸化炭素の化学利用、化学利用して排出が減らせるのか? |
第13回 | ヒートポンプ、地球温暖化対策の切り札か? |
第14回 | エクセルギー |
第15回 | 理解度の確認 |
その他
教科書 |
教科書 なし (必要に応じてプリントを配布する)
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験 70% + レポート 30% |
質問への対応 | 授業中、授業後を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
2号館2階221A号室 E-mail nishimiya.nobuyuki@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 15:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
ものごとを徹底的に理解することの醍醐味を味わおう。 |