2015年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
| 科目名 | 物理数学Ⅰ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 物理学科 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 藤井 紫麻見 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | M11B |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 物理学の諸分野で使われる基本的な数学の基礎を学び、具体的応用力を身に付ける。 |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
講義形式 |
| 履修条件 | １年前期のスタディ・スキルズ、微分積分学I、線形代数学Iの知識 |
授業計画
| 第1回 | 微分積分１（テイラー展開、積分、不定積分、定積分、部分積分） |
|---|---|
| 第2回 | 微分積分２（偏微分、多重積分） |
| 第3回 | 線形代数１（ベクトル、行列、行列式、ベクトルの線形独立） |
| 第4回 | 線形代数２（線形空間、固有値と固有ベクトル、２次形式） |
| 第5回 | 平常試験とその解説、演習 |
| 第6回 | ベクトル解析１（ベクトル、ベクトルによる直線、ベクトルによる平面、多変数関数とベクトル） |
| 第7回 | ベクトル解析２（ベクトルの微積分、勾配、発散、回転） |
| 第8回 | ベクトル解析３（ベクトル場とその演算、線積分と面積分） |
| 第9回 | ベクトル解析４（ガウスの定理、ストークスの定理） |
| 第10回 | 平常試験とその解説、演習 |
| 第11回 | ベクトル解析５（カルテシャン座標、極座標、円筒座標、座標変換、曲線座標） |
| 第12回 | 常微分方程式１（常微分方程式の初等解法、定数係数線形微分方程式） |
| 第13回 | 常微分方程式２（ロンスキー行列、定数変化法） |
| 第14回 | 常微分方程式３（２階線形常微分方程式） |
| 第15回 | 平常試験とその解説、演習 |
その他
| 教科書 |
馬場敬之 『微分積分』 キャンパスゼミ マセマ出版社 2014年 第2版
馬場敬之 『微分方程式』 キャンパスゼミ マセマ出版社 2014年 第2版
馬場敬之 『ベクトル解析』 キャンパスゼミ マセマ出版社 2013年 第改訂1版
上記は一例です。自ら図書館や書店に足を運ぶなどして、自分に合った教科書を選んでください。
また授業内容のすべてを一冊で網羅する教科書はありません。「線形代数」、「ベクトル解析」、「常微分方程式」といった単元ごとに、教科書を探してください。
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|---|---|
| 参考書 | |
| 成績評価の方法 及び基準 |
平常試験３回により評価する予定だが、講義室の空き状況により変更の可能性がある。正確な日程等については講義中にアナウンスを行う。 |
| 質問への対応 | 疑問や理解できない点は、講義中に随時質問してくだい。同じ疑問を持つ人、同じ部分が理解できない人は必ず大勢います。 |
| 研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎4号館446A （fujii.shiomi @ nihon-u.ac.jp） |
| オフィスアワー |
金曜 駿河台 09:00 ～ 10:00
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| 学生への メッセージ |
物理はすべて数学により記述されています。基礎的な数学が分からないと物理を正確に記述し伝えることができません。物理数学の授業と演習は、物理現象と密接に関連しているわけではありません。したがって面白くないなどの理由からおろそかにする人もいます。しかし、微分積分と微分方程式が分からないと物理の全ての分野が分からなくなります。線形代数が分からないと電磁気学や量子力学が分からなくなります。ベクトル解析が分からないと電磁気学が全く理解不能となります。物理数学はあとあと２年生、３年生になってからじわじわと効いてきます。おろそかにすると、気がついたときには全ての科目が分からなくなっています。物理数学Ｉでは、基礎的な事項の理解を重視しながら、物理で使う言語としての数学の知識を学びます。不明な点は質問して積極的に授業に参加し、必ず復習をして下さい。再度書きますが、この授業は物理の全ての科目の基礎です。 |