回路理論 (M22M)

学修到達目標	現代理工学の基盤となっている電気・電子回路の動作は、これらを構成する回路素子である抵抗、インダクタ、キャパシタ、電源の組合せ(回路網)によりきまる。講義では電気・電子回路の基本である直流回路からはじめ、交流回路、周期関数のフーリエ展開、正弦波交流、分布定数回路、四端子網、Maxwellの方程式と電磁波に対する基本的な事項を学び，コンピュータや通信技術の基礎となる知識を修得する。
授業形態及び授業方法	講義形式で行う。
履修条件	高校で学んだ程度の回路の基礎

第1回	基礎事項の確認
第2回	高校の復習（直流回路における直列と並列）
第3回	直流回路網：キルヒホッフ第一法則、キルヒホッフの第二法則
第4回	回路素子に流れる電流を求めるための閉路方程式
第5回	回路の節点の電位を求める節点方程式、重ね合わせの定理、相反定理
第6回	鳳・テブナンの定理、2端子回路網
第7回	交流回路と受動素子
第8回	交流電力と実効値
第9回	インピーダンスとアドミタンス（直列、並列、直並列）
第10回	インピーダンスとアドミタンス（周波数依存性）
第11回	並列共振
第12回	並列共振
第13回	四端子回路
第14回	授業内試験とその解説
第15回	解説の続き

教科書
参考書	斎藤正男『電気回路入門』コロナ社　後藤憲一、山崎修一郎『電磁気学演習』共立出版株式会社 2001年第1版 Michael R. Lindeburg, P.E., Engeineer-in-Trainning-Reference-Manual, Professional Publications, INC., 1998, 8 edition 永井啓之亮、奥野　光『基礎からの電気回路』昭晃堂 2003年第初版
成績評価の方法及び基準	レポート（40%）および授業内試験（60%）を実施し、これらの合計が60%を越える者を合格とする。
質問への対応	授業直後かオフィスアワー
研究室又は連絡先	7号館1階711C室
オフィスアワー	火曜駿河台 15:00 ～ 19:00
学生へのメッセージ

2015年 理工学部 シラバス - 物理学科