2015年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 量子力学Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 三輪 光嗣 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M24N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 量子力学に基づいて、水素原子のエネルギー準位や元素の周期律表を理解する。 シュレディンガー方程式に対する近似手法を学び、簡単な力学系に適用できるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書による講義形式 |
履修条件 | 力学Ⅰ・Ⅱ、電磁気学Ⅰ・Ⅱ、物理数学Ⅰ・Ⅱ、量子力学I、解析力学、原子物理学の内容を理解していることが望ましい。また、同時に量子力学演習を履修することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 量子力学の復習 量子力学の基本的な考え方を復習する。 |
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第2回 | 中心力ポテンシャルの問題 中心力ポテンシャル中の粒子のシュレディンガー方程式を解説する。 |
第3回 | 球面調和関数 中心力ポテンシャル中の粒子の波動関数の角度依存性を解説する。 |
第4回 | 水素原子 水素原子のエネルギー準位や波動関数を解説する。 |
第5回 | 角運動量代数と固有値、固有関数 角運動量演算子の満たす交換関係と、その固有値、固有状態を解説する。 |
第6回 | 角運動量の合成 角運動量の合成について解説する。 |
第7回 | 時間によらない摂動論1 時間によらない摂動論の考え方を解説する。 |
第8回 | 時間によらない摂動論2 時間によらない摂動論を簡単な力学系に適用する。 |
第9回 | 変分法 変分法の考え方を解説し、簡単な力学系に適用する。 |
第10回 | 時間による摂動論1 時間による摂動論の考え方を解説する。 |
第11回 | 時間による摂動論2 時間による摂動論を簡単な力学系に適用する。 |
第12回 | 準古典近似1 準古典近似の考え方を解説する。 |
第13回 | 準古典近似2 準古典近似を簡単な力学系に適用する。 |
第14回 | 同種粒子 複数の同種粒子を含む系を考え、フェルミ粒子とボース粒子について解説する。 |
第15回 | 元素の周期律表 量子力学に基づいて元素の周期律表を解説する。 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
猪木慶治・川合光 『量子力学Ⅰ・Ⅱ』 講談社
坂井典佑 『量子力学 Ⅰ・Ⅱ』 基礎物理学課程 培風館
和田純夫 『量子力学のききどころ』 物理学講義のききどころ 岩波書店
シッフ 『量子力学 上・下』 物理学叢書 吉岡書店
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成績評価の方法 及び基準 |
期末試験(60%)とレポート(40%)で総合的に評価する。 期末試験を予定しているが、講義室の空き状況により正確な実施は未定であり、 平常試験へ変更の可能性がある。授業でアナウンスを行う。 |
質問への対応 | 随時。ただし、オフィスアワー以外の時間での質問は、事前にメールをもらえると確実です。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室: 駿河台校舎4号館420B室 メールアドレス: miwa.akitsugu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:10
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学生への メッセージ |