2015年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 電磁気学Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 高野 良紀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M32N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 電磁気学のテーマである定常電流場,定常電流が作る「静磁場」および変動する電磁場の考え方を修得する。「電場」と「磁場」を統合するマクスウェルの方程式を理解し、電磁場に現れる現象をマクスウェルから理解し.問題解法の方法を修得すをる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を中心に行う。適宜、レポート課題を出す。 |
履修条件 | 必修科目.力学I、力学II、物理数学I、物理数学Ⅱ、電磁気学I。ベクトル解析と多重積分 |
授業計画
第1回 | オームの法則(連続の式、定常電流と静電場) |
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第2回 | オームの法則(オームの法則の応用、キルヒホッフの法則) |
第3回 | ビオ・サバールの法則(ビオ・サバールの法則とは何か、ビオ・サバール法則の定式化、ベクトルポテンシャル) |
第4回 | ビオ・サバールの法則(さまざまな電流分布に対するビオ・サバールの法則の応用、電流にはたらく力) |
第5回 | ビオ・サバールの法則(特殊相対性理論と磁束密度) |
第6回 | アンペールの法則(アンペールの法則とは何か、アンペールの法則の定式化) |
第7回 | アンペールの法則(さまざまな電流分布に対するアンペールの法則の応用) |
第8回 | 磁性体(環状電流と磁気双極子、磁位) |
第9回 | 磁性体(物質の磁化、磁場、磁性体の境界面) |
第10回 | 電磁誘導(マクスウェル-ファラデーの法則)の定式化、インダクタンスに対するノイマンの式) |
第11回 | 電磁誘導(磁気エネルギー、磁気エネルギーとインダクタンス) |
第12回 | マクスウェルの方程式(マクスウェルの方程式の定式化、エネルギー保存則とポインティングベクトル) |
第13回 | マクスウェルの方程式(電磁波、平面電磁波の解とその性質) |
第14回 | マクスウェルの方程式(ゲージ不変性、スカラポテンシャルとベクトルポテンシャルで表したマクスウェルの方程式) |
第15回 | マクスウェルの方程式(遅延ポテンシャル、双極子放射、電磁波の複素数解析) |
その他
教科書 |
特に教科書は指定しません。
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参考書 |
電磁気学に関する参考書や問題集はたくさん出版されています。できるかぎり多くの本を調べて、自分にあうものを見つけてください。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価基準 各回の確認レポート(40%)、期末試験(60%)で総合的に判断する。 期末試験を予定しているが、講義室の空き状況により正確な実施は未定であり、平常試験への変更の可能性がある。授業でアナウンスを行う。 |
質問への対応 | 質問への対応 いつでもかまいませんが、オフィスアワーを別途示します。 |
研究室又は 連絡先 |
居室:駿河台校舎6号館4階646室 |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 7号館1階711D室
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学生への メッセージ |
授業に出席した時は、静粛にしましょう。必ず、自分にあった参考書を1冊買いましょう。イメージしにくい電磁気学を理解できるように頑張りましょう。 |