2015年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 解析学入門B | ||
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設置学科 | 数学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 利根川 聡 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N23N |
クラス |
概要
学修到達目標 | 複素数と複素平面の導入からはじめ、複素数変数関数に関する基本的な諸性質を学習し、複素解析学及び演習A,B の準備をする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
通常の講義形式だが、適宜演習を行う。 |
履修条件 | 微分積分学の知識を仮定する。 |
授業計画
第1回 | 複素数とその計算(1) 複素数の導入、四則演算 |
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第2回 | Gauss 平面(1) 複素数の四則演算と Gauss 平面 |
第3回 | 複素数とその計算(2) 極形式 |
第4回 | Gauss 平面(2) Gauss 平面の開集合、閉集合等 |
第5回 | 複素関数の連続性 |
第6回 | 指数関数と三角関数・双曲線関数 定義と基本的性質 |
第7回 | 対数関数 定義と基本的性質、計算法 |
第8回 | 第1~7回の講義内容に関する理解度確認テスト |
第9回 | 偏微分、全微分の復習 |
第10回 | 複素関数の微分、正則性 |
第11回 | Cauchy-Riemann の関係式 |
第12回 | 正則関数の諸性質 |
第13回 | べき級数関数の正則性(1) |
第14回 | べき級数関数の正則性(2) |
第15回 | 理解度確認テスト |
その他
教科書 |
岸正倫、藤本坦孝 『複素関数論』 学術図書出版社
数学科学生に配付済みの本です。
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参考書 |
L.V.アールフォルス著/笠原乾吉訳 『複素解析』 現代数学社
E.M.スタイン、R.シャカルチ著/新井仁之、杉本充、高木啓行、千原浩之訳 『複素解析』 日本評論社
志賀浩二 『複素数30講』 朝倉書店
複素解析に関する本は、非常に多く出版されています。複素解析(学)、関数論・函数論、複素関数論などの名前の本が、この科目の内容に該当します。学科図書室、学部図書館、神保町に並ぶ書店などで、自分に合う本を探してみて下さい。
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成績評価の方法 及び基準 |
演習・提出課題・平常試験の成績 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台4号館5階 452-A |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 1号館1階 講師室
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学生への メッセージ |
講義で板書をとるだけでは、力は付きません。 手を動かし、頭を使って、演習に取り組んで下さい。 |