2015年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 現代代数学Ⅰ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 数学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 安福 悠 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N41O |
クラス |
概要
学修到達目標 | 整数論の面白さに接し,最先端の話題にも触れる.「代数学入門」や「代数学及び演習」で体系的に学ぶ群・環・体の理論も復習しつつ,それらがどのように整数論に応用されるかに焦点をあてる. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
主に黒板を用いた講義をしながら,演習を交えて授業を行う. |
履修条件 | 代数学入門A, Bを履修済みまたはそれに準ずる学力を持つこと. |
授業計画
第1回 | ガイダンス・群の復習 |
---|---|
第2回 | 合同式のおさらい |
第3回 | 1次合同式の解法 |
第4回 | 原始根の存在定理 |
第5回 | 平方剰余の記号と基本的性質 |
第6回 | 平方剰余の相互法則 (1) |
第7回 | 平方剰余の相互法則 (2) |
第8回 | 数論的関数・オイラー関数 |
第9回 | ゼータ関数・オイラー積 |
第10回 | L関数 |
第11回 | 素数と密度 |
第12回 | 算術数列の素数 (1) |
第13回 | 算術数列の素数 (2) |
第14回 | フェルマー方程式と現代代数学IIの紹介 |
第15回 | 理解度確認のための平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
石田 信 『代数学入門』 実教出版 1978年
|
---|---|
参考書 |
森田康夫 『整数論』 基礎数学13 東京大学出版会
ジョセフ・シルバーマン 『はじめての数論』 ピアソン・エデュケーション
松坂 和夫 『代数系入門』 岩波書店 1985年
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験成績の評価 (80%),演習 (20%). |
質問への対応 | 下記のオフィスアワーにて |
研究室又は 連絡先 |
初回授業時に周知. |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 14:30 ~ 15:30
|
学生への メッセージ |
整数論は,素数の分布や,方程式の整数解について分析する,華やかで美しい理論です.代数的および解析的な手法どちらも活躍することを,手を動かして楽しんでいきましょう. |