2015年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 熱とエントロピーの物理学 | ||
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設置学科 | 数学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 西村 民男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N43M |
クラス |
概要
学修到達目標 | 「熱とエントロピーの物理学」は、物質の種類に関係なく原子・分子を包括的にとらえて自然科学を理解する分野である。授業では必要な周辺知識を補足説明しながら、演習を通じて理解を深めることを目標とします。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書形式で行い、理解度をみるために小テストも実施します。 |
履修条件 | 高校で学習する物理、微分・積分の知識を復習しておくことが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 熱、エントロピーとは何か |
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第2回 | 気体(1)理想気体の状態方程式 |
第3回 | 気体(2)気体分子の速度分布 |
第4回 | 小テスト(1)「気体と状態方程式」とその解説 |
第5回 | 熱力学の第1法則(エネルギー保存則と熱エネルギー) |
第6回 | 比熱と内部エネルギー |
第7回 | 小テスト(2)「エネルギー、熱力学の第1法則」とその解説 |
第8回 | 可逆変化と不可逆変化 |
第9回 | 熱と仕事の関係(熱機関とカルノーサイクル) |
第10回 | 熱力学の第2法則(エントロピー増大の法則) |
第11回 | 小テスト(3)「熱機関、熱力学の第2法則」とその解説 |
第12回 | 自由エネルギーと状態量の関係 |
第13回 | 統計力学入門(熱力学の第3法則) |
第14回 | 化学ポテンシャルと相平衡 |
第15回 | 平常試験とその解説 |
その他
教科書 |
特に指定しません。
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参考書 |
菊川芳夫著 『講談社 基礎物理学シリーズ3 熱力学』 講談社 第1版
戸田盛和著 『物理入門コース7 熱・統計力学』 岩波書店
砂川重信著 『熱・統計力学の考え方』 岩波書店
宮下清二著 『熱力学の基礎』 サイエンス社 1995年 第1版
谷下市松監修、北山直方著 『図解 熱力学の学び方』 オーム社 2001年 第2版
久保亮五 編 『大学演習 熱学・統計力学(修訂版)』 裳華房 2000年 第46版
上記の参考書を目安に自分に合った参考書を見つけてください。
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成績評価の方法 及び基準 |
小テスト(40点)、平常試験(60点)により評価します。 |
質問への対応 | 授業の前後等、時間の許す限り対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示します。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
主体性をもって学習し、予習・復習・演習を通して、知識・概念を自分のものにして下さい。今回は演習を多く取り込んで授業をしていくつもりです。 |